この度アートフロントギャラリーでは、 当ギャラリーのリニューアル特別企画展示として、レアンドロ・ エルリッヒの個展を開催いたします。
レアンドロ・エルリッヒは2000年のホイットニー・ ビエンナーレでデビュー後、2001年、2005年のヴェネチア ・ビエンナーレで国際的な注目を集めた作家です。日本においては 2004年、金沢21世紀美術館の開館以来、常設作品《 スイミング・プール》で広く知られています。他には2006年の 越後妻有アートトリエンナーレでの作品《妻有の家》や、2010 年の瀬戸内国際芸術祭で女木島の民家を舞台に発表された作品《 不在の存在》、2012年に開館した越後妻有里山現代美術館[キ ナーレ]に常設展示されている作品《トンネル》 といったプロジェクト・ベースの作品を多数発表しています。また 2013年の東京都現代美術館での「うさぎスマッシュ展-世界に 触れる方法(デザイン)」出品など、 美術館においても活躍目覚ましい作家です。
《雲》シリーズが並ぶギャラリーを外から眺める |
今夏、金沢21世紀美術館での個展でも好評を博し、 国際的にも旬の作家であるレアンドロ・エルリッヒの魅力は、 何よりも世代を超えて誰もが作品の空間で遊べる親しみやすさにあ るといえます。こうした身体、空間を使ったプロジェクト・ ベースの作品に対して、今回ギャラリーの個展では、 作品の魅力をよりコンパクトに凝縮したパーソナルなスタイルでお 見せできないかと作家ともども検討を重ねてきました。レアンドロの作品をこれまでとは異なる視点で楽しめる新作をsご紹介しますので、ぜひこの機会にレアンドロ・エルリッヒの作品の新たな魅力を楽しんでいただければ幸いです。
Fragment of Illusionレアンドロ・エルリッヒはアートの領域を拡張し続けている。
19世紀にヨーロッパの国々が民主主義に移行してゆく過程で美術
レアンドロ・エルリッヒの作品はどうか。
ギャラリーのHPより
最初に出会ったのは21世紀美術館のプール。 これは有名な作品だから、コメントするまでもないけれど、 次に面白かったのはセトゲーの時に期間限定で公開されていた《 不在の存在》のシュールさが気に入ってしまったわけですね。 あのざくっ、 ざくっといった音と白い石がすこしづつ沈んで足跡だけが進む。 透明人間の姿までは想像できないけど、 まさに不在の筈のナニカが蠢く不思議。
そんな印象を残してくれただけに、ちょいと覗いてみたかった。
あ、実はその前にBunkamuraでやっていた「進化するだまし絵II」で2009年作の《ログキャビン》を見たけど、まぁ、それほどキター!感はなかったんですけどね。よくできた作品とは思ったけど。で、今回。ギャラリーのオーナーが書かれている通り、これまでとは全く別の視点でつくられた小さな作品群なわけで、おおきな仕掛けを期待するところではなかった。
でも、《雲》のシリーズは、期待にこたえてくれたかな。アクリル板が重なっている中に、同じような形をした雲なんだけど、ひとつひとつは実際の雲をそのアクリルに閉じ込めたようになっていて、それぞれのタイトルが違って、御値段も違う。。桁数見てびーーくら。。だけど。なかなかこれは楽しい作品ですね。
もう一部屋のほうは、真ん中で景色の違う立体がくるくる回る作品、とアパートのようなところにいろいろな人がいるような作品。立体は《ログキャビン》と同じ感覚かな。二つのシーズン(秋と冬)、鏡で仕切られているので、外の世界も映り込む。。
ちょっと面白かったのは《階段》 三段の階段の頂上に登ると非常口の中にエッシャーばりの永遠に続くような階段をながめられる。
ギャラリー展示だからこんなもんかな。でも、《雲》のシリーズは、期待にこたえてくれたかな。アクリル板が重なっている中に、同じような形をした雲なんだけど、ひとつひとつは実際の雲をそのアクリルに閉じ込めたようになっていて、それぞれのタイトルが違って、御値段も違う。。桁数見てびーーくら。。だけど。なかなかこれは楽しい作品ですね。
もう一部屋のほうは、真ん中で景色の違う立体がくるくる回る作品、とアパートのようなところにいろいろな人がいるような作品。立体は《ログキャビン》と同じ感覚かな。二つのシーズン(秋と冬)、鏡で仕切られているので、外の世界も映り込む。。
ちょっと面白かったのは《階段》 三段の階段の頂上に登ると非常口の中にエッシャーばりの永遠に続くような階段をながめられる。