2014年8月3日日曜日

楽し~い♪ イメージメーカー展@21_21デザイン サイト

いやー期待以上に面白かった❗


デザイン「あ」展以来かしら?

行こうと、思った動機が不純だったのですよ、ミナ☆コレのスタンプラリーがこの地域来ると纏めてGETできるからね。あ、もちろんGrace Jonesのインパクト強いお顔のポスターがなかったら、そこまで頑張らなかったかな?とも思うけど。


あ、あと事前勉強なしで飛び込んだわけですが、ミュージアムによれば
 
 21_21 DESIGN SIGHTでは、日仏文化交流に精通したキュレーターのエレーヌ・ケルマシュターを展覧会ディレクターに迎え、企画展「イメージメーカー展」を開催します。イメージとファンタジーの世界をつくりだすこと、多岐にわたるクリエイティブな分野を融合させること、そして今ここにある世界について語りながら、人々をそことは全く違った場所へ連れだすこと......本展では、国内外で活躍する「イメージメーカー」たちによる、幻想的で斬新な仕事を紹介します。希代の「イメージメーカー」として知られるジャン=ポール・グードは、1970年代から広告イメージのクリエーター、イラストレーター、デザイナー、そしてハイブリッドな作品や夢のつくり手として、世界を描き直し、変貌させ、魔法にかけ続けてきました。彼がつくる洗練された力強いイメージはアイコン化され、その比類のない美しさは世界中を駆け巡り、多くのクリエーターに影響を与えてきました。展覧会にはグードと同じ「イメージメーカー」のスピリットを持つ、三宅純、ロバート・ウィルソン、 デヴィッド・リンチ、舘鼻則孝、フォトグラファーハルが参加します。写真、ドローイング、ビデオインスタレーション、動く彫刻など、モードや演劇、デザインや映画につながる彼らの作品とその創造のプロセスは、人々に多角的な視点を与えます。そして、私たちを想像の旅へと一瞬にして連れだしてくれるのです。デザインやアートに定義などなく、既存の表現方法や分野を超えた自由な発想が求められています。視野を拡げ、あらゆる枠を取り払うことで、世界に驚きを与え、人々を魅了する作品が生まれるのではないでしょうか。「イメージメーカー展」は、表現に分野の境界は存在しないことを訴えかけながら、心を動かされるような体験と、幼い頃の無邪気な喜びといった感覚を届けてくれるでしょう。[美術館HPより]
 
ま、そういわれても、グードという人が稀代のイメージメーカーと知らなければ、ふふん、ってなもんですよね。。デビット・リンチだけが知っている名前だったの。
映像を期待したわけですが、意外にも?心象風景とした地味なモノクロのリトグラフが並んでいるだけ。映像ではなかった。ま、それはそれで、枚数があってよかったけど。


それより、時間の経過でモナコ妃のドレスの背中や後に回した手が見えてくるロバートウィルソン氏の映像作品の方がアイキャッチーだったかな


だーけーどー、なんといっても楽しかったのは
実際に回転するきゃりーぱみゅぱみゅみたいな人形とか
私にはそういうイメージに映った)、狭い回廊の右左に並べられたパリ地下鉄の駅の映像、それぞれの駅によって異なるデパート(ギャラリーラフィエット)の広告(そうはいっても、イメージ広告でそうとしらなければただのデザイン広告)の前でメトロを待つ人々の群像、そこに永遠に止まらない超特急の緑の帯のついたメトロが走り抜ける・・・というインスタレーション。


これを眺めていても飽きないねぇ・・・
という感じで。

あと、部屋の順番は入れ違いになりましたが、ヒールレスの上げ底靴フェチ?な  の作品群。考えてみれば当然なんだけど、舞妓さんの履くぽっくりの進化版があったり、









絶対息苦しそうだなーと思われる真空パックになった人たちとその持ち物の写真パネルがあったり。。。なんかスルーできない作品が並んでましたよ。
















ヒールレスシューズは試着したけど、これじゃあ走れないなーー。。。
でも若いお嬢さんは走りはしなかったけど、すっと立って歩いてました。若いっていいなー。。。


とにかく行って体験するのが一番かな。。


イメージメーカー展
21_21 Design Site
2014年7月5日(金)~10月5日(日)

2014年8月2日土曜日

建築家ピエール・シャローとガラスの家 ーーーシャローはモンドリアンのコレクターだったんだ!

知り合いの方が面白かったーというので、ぐるパスのあるうちに行かなきゃ!
ということで、溶けそうに暑い中、出かけてきましたよー、汐留に。。



その知り合いは、もとよりこのガラスの家をご存知だったようで、探したことがあったけど、見つからなかったっていうの。
私は、いえば。。。。知人のようにあらかじめ知っていたわけではないのでお勉強になりました。

1883年にボルドーに生まれ、10年後家族でパリに移住、国立美術学校には行けず、イギリスに本社のある家具会社で家具作りを学んだ、と。
その後の作品はアラバスターを使ったアールデコスタイルの照明とか、実用性としてはどうかわからないけれど。素晴らしく美しいネストテーブルとか・・・・

1929年以降建築に関心をもち、有名なガラスの家を設計することになったと。
丁度4階に上がったところで上映されていた映像でその家を見せてくれていたので、始まる前にプレビュー。
確かに見つけて見に行きたいような素晴らしい家ですね。
私の印象としては、障子がガラスに変わった和風の家のような印象が強いこの素敵な家の天井はとても日本の家とはいえないんだけど、いや、それだからこそ何か郷愁を感じさせますね。窓からみえる緑がいい感じ。

内部ではひとつひとつの部屋を紹介するスライドも上映されていました。


途中の解説で、シャローはモンドリアン、ブラックやピカソのコレクターでもあったとありました。交流していたのはデュフィーとか、リップシッツ、そして正規の家具職人や建築家としての資格はないままレジオンドヌール勲章をもらったとか。。やはりこのガラスの家のインパクトたるやすごいんですねー。。

展覧会の見どころは、

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140726/ex.html


展示された家具類はアールデコ様式の美しさがしみじみわかるものばかり、ただし、椅子はちと痛そうなものもありましたがね。。。

会場内のキンキンに冷えた冷房だけではなく、美しいものを見て清涼感を感じることができたのは収穫です。


建築家ピエール・シャローとガラスの家 展
パナソニック 汐留ミュージアム
2014年7月26日(土)~2014年10月13日(月・祝)