2008年7月26日土曜日

【過去日記 2008/7/26】 やりすぎだよー、○○しんぶんさん・・・


雨マークが出ているには出ているけど、 
そんな気配もないこの東京の炎天下、 
ミナサマいかがお過ごしでしょう、 
私は咳とまらなーい!!、デス 

そういうわけで、調子はイマイチではありますが、 
この間「車椅子押し押し」したご褒美で「特別内覧会」券ゲット 
してたもんですから、またまた上野までお出かけしてきましたー。。 


18時頃の勤務地付近は超蒸し暑かったのに、 
上野公園に入った瞬間涼しい風が吹いてきます。。 
やっぱ、緑が多くて風の通り道があるからでしょうかねー。 

先週、これまた「車椅子押し押し」ご褒美券で 
じっくり鑑賞してきたコロー作品http://www.corot2008.jp/ 
のように緑の葉っぱがさやそよしている巨木たちに 
囲まれた噴水広場を通りぬけると 
そう、目的地、東京国立(こくりつ)博物館、 
通称「東博(とうはく)」デス。。 
『フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎・広重』と 
『対決―巨匠たちの日本美術』 
の特別展二本だて。。。 


いつもだったら、この時間帯、ヒトも疎らなのに、 
今日はなんだか多いなーーー。。 


で、、内容ですが。、。。 
『フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎・広重』表慶館 
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5558 
まー、あの時代はジャポニズムが流行っていたわけで 
何でもアリなんだなー。。 
って感じかな。。北斎漫画は古今東西いいお手本、なんですねー。。 
富士山が背景にあった浮世絵の富士山だけ取り除いた 
意匠を陶器の柄にしたりして、イイトコどりなんだけど、 
テーブルセッティングされていると(実際にそういう展示があります。)案外合ってたりするから面白いもんだなぁ。。 


そして、『対決―巨匠たちの日本美術』平成館 
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/index.html 

中へ入ってびっくり。まるで土日のように混雑してました。 
折角無料で借りられる筈の音声ガイドも売り切れているくらい。。 

激混みの中、駆け足で見た感想は。。 

いや、これ1時間じゃ絶対無理。。 
(まっ、そもそも平成館での特別展を1時間で見ること自体 
フツウ無謀なんですが、それでも大して見るべき作品でないもの 
が必ずあるんで、そのあたり、すっ飛ばせるので、ワタクシは 
1時間でも見ちゃうんですが。。。) 
今回は「國華」創刊120周年、「朝日新聞」130周年の特別企画 
という触れ込みのせいか、タイヘン意欲的な企画でありまして、 
かなりの名画が詰め込まれちゃってます。。 
しかも期間で、展示作品の架け替えが頻繁に行われているみたいで。。 
全部見たけりゃ、6回来いよ、という仕組み。。 
どうやら、そうやって集客を期待しているせいか、今回の内覧会、 
いつもと違って「貸切内覧会」じゃなかったみたいで・・・ 
結果、芋洗いチョット手前でございました。 

作品に関してはいろいろ感想あるんですけど。。 
(すっごくよかったので、感想書き始めると止まらないかも。。) 

長くなったしぃ、少なくとももう一回「押し押し」で行くので、 
また後日~。(って書けるんでしょうか。。???) 


しかし、この朝日の力の籠め方、尋常じゃないな、 
来週からはこれまたスポンサーしているフェルメール展も始まる 
ワケだし。。。ってか、今から憂鬱だぁ。。激混み。。。 

おまけ: 
特別展はモチロンダメですが、常設だとフラッシュなし条件で 
写真撮らせてくれる美術館ってあるんですよねぇ。。 
例えば西美(国立西洋美術館)。日本画もそうなんですけど、 
洋画でも額装がどんなにステキで絵とマッチしていても 
図録では、その良さを表現してくれないんですよねぇ。。 
この写真は、西美のマリー・ガブリエル・カペの「自画像」 
頭髪を纏め上げるブルーのリボンに合わせて、額にもリボンが。。。 

こういうのを見て、うふふ、なーるほど、と微笑むことができるから 
実物を見るって大切なんだってことなのかもしれないけど。。 

注:実は何年か前から、この額じゃなくなっちゃったんですよねー。
  リボンなくなっちゃったんだ。残念。