1月の最終日曜日、お誘いがあって、
もともと大好きだから、行こうとは思っていたんだけど、
だって。。。
久しぶりに、鑑賞環境が素晴らしい。。。
つまりは、
何が良かったって、それが一番良かったって、
ちょっと失笑だったような気もしますが、
さて、その集中して見たエルグレコ展。
建築・彫刻・
ダ・ヴィンチの受胎告知の時にも、実際にかかっていた教会で、
しかし、そうなると、美術館に全てを持ってきてしまって「
ということになりそうですね。。
さて、ダ・ヴィンチの受胎告知の話に触れたので、受胎告知関連で言うと、グレコの場合も当然、描いているわけですけど、今回の展示で素晴らしかったのは1576年頃に描いたものと約25年後に描いたものが仲良く展示さてていること。
(左が若いとき、右が25年後)
若いときのは、構図もまぁ、普通といえば比較的普通。ダ・ヴィンチ等で見慣れたガブリエルとマリアの左右の位置は逆だけど、床のタイルのだとか、奥に広がる景色だとか・・まぁ定石なんでしょうか。でも1600年に描かれた(日本は、天下分け目の関が原なんていう時代ですねぇ)受胎告知は。基本構図は変わらないけれど、ぞろぞろ目白押しになって並ぶ天使の顔が天まで昇り、その天界では妙なる音楽を奏でるヒト(神か?天使か?)たちが祝福している感じ。日本の絵巻が横展開の物語だとすると、細長く画面展開するエルグレコは縦展開ですねぇ。。これも、見るヒトの目線を意識しているんでしょうね。。
個人的には天使の顔がずらーーっと並んでるのが。。。実は私よく、ノートの端きれとかに、いたずら書きをするときにこうやって頭ばっかり並べて描いていたことがあって。。。個人的には超受けました。。やっぱ、そうするよねぇ。。と語りかけてしまった。。苦笑。
そのほか、宗教画以外で珍しく女性(内縁の妻説あり)を描いた、「白てんの毛皮をまとう貴婦人」のてんの毛並みの描き方や、ポーセリンのように白く透き通った肌やヴェールの透き通った生地のの描き方に、(普段のイメージとは異なるグレコの絵というだけで)うっとりしてみたり。。。
修道士オルテシオ・フェリス・パラビシーノの肖像↓も二重丸つけてるところみると、ぐっと引き込まれていたんだなぁ。。
楽しまさせていただきました。
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