実は、始まる前はそれほど期待していなかったのだけど、この展覧会は想像以上に素晴らしかったです。
81歳の髙山辰雄さんが、経年により、黒群緑でモノクロでに描いた聖家族は、その意図とおり少し銅色っぽい茶色が周囲に表出、そして辰砂絵具をほぼ透明に近く溶いて人物の周囲に薄く塗ってあるということなのだけど、これが、後光のような効果を生んでいました。
眺めれば眺める程、味わい深い。髙山さんはこの変色の効果を見ることは出来なかったでしょうけど、頭の中では、想像できていたと思うと、凄みを感じました。
それと、奥田元宋さんの透明感と奥行、地に丁寧に塗られた金泥の煌めきの効果が素晴らしい絵の数々。
奥田元宋《湖畔春耀》©山種美術館FBサイトから
この煌めきは写真ではわかんないですよねー。美術館に行く醍醐味ですね。
大画面の奥入瀬渓流の秋と春の絵は、眺めれば眺めるほど奥行と木立の間を駆け抜ける風と水飛沫、水の冷たさが感じられるような臨場感が素晴らしい絵でした。
奥田元宋《奥入瀬》©山種美術館のFBサイトから
歌会の召人にもなられた歌人でもある奥田さんの絵にはどれも、心を奪われました。
会期は27日までなので、私はもう行けないけれど、お時間あったら是非ー♪
【1月26日の過去日記から・・・】
81歳の髙山辰雄さんが、経年により、黒群緑でモノクロでに描いた聖家族は、その意図とおり少し銅色っぽい茶色が周囲に表出、そして辰砂絵具をほぼ透明に近く溶いて人物の周囲に薄く塗ってあるということなのだけど、これが、後光のような効果を生んでいました。
眺めれば眺める程、味わい深い。髙山さんはこの変色の効果を見ることは出来なかったでしょうけど、頭の中では、想像できていたと思うと、凄みを感じました。
それと、奥田元宋さんの透明感と奥行、地に丁寧に塗られた金泥の煌めきの効果が素晴らしい絵の数々。
奥田元宋《湖畔春耀》©山種美術館FBサイトから
この煌めきは写真ではわかんないですよねー。美術館に行く醍醐味ですね。
大画面の奥入瀬渓流の秋と春の絵は、眺めれば眺めるほど奥行と木立の間を駆け抜ける風と水飛沫、水の冷たさが感じられるような臨場感が素晴らしい絵でした。
奥田元宋《奥入瀬》©山種美術館のFBサイトから
歌会の召人にもなられた歌人でもある奥田さんの絵にはどれも、心を奪われました。
会期は27日までなので、私はもう行けないけれど、お時間あったら是非ー♪
【1月26日の過去日記から・・・】
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