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2019年9月23日月曜日

【FB投稿 #美術館に行ったシリーズ】 改装前のサントリー美術館 『しびれるぜ 桃山』

毎回わからなくなる黒織部と織部黒の違いとか、美濃焼きと認識されたのたった90年弱前とか、歪みが好きなの致し方なしだな、とか、加藤唐九郎は何をしでかしたのか?とか、色々興味はつきない 。また、来る!
#美術館に行った


2017年10月9日月曜日

【FB投稿 #美術館に行った シリーズ】 サントリー美術館 狩野元信 むずかしいわーー 書体 ならぬ 絵画書体なのか?

今日は「岡崎体育の日」らしいけど、英語風の歌も歌わず、運動もせず、朝イチで日曜美術館アフターマスにやって来たら「ミニ掛軸作り体験」チャンスに遭遇し、体験好きの本領発揮することになったと言うオチ。
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(真体、行体、草体言われても区別の仕方が難しすぎてギブな元信)
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ラストフラワーズ見るから帰るー

追記:
①もう一度勉強するために行こうと思ってたのに、あっという間に会期終了。。嗚呼。
②掛け軸の勉強した筈なのに、それもあっという間に忘れる。。。。嗚呼2

2017年5月6日土曜日

【FB投稿 #美術館に行った シリーズ】絵巻マニア列伝 @サントリー美術館

今週末までと思い込んで、慌てて滑り込みましたなり。
#美術館に行った
(しかし、脳内ipodの中で24時の向こう側~🎵 とぅなーい、とかグルグルしちゃって、あんまし集中できひんかったな。たかしこの破壊力恐るべし


自動代替テキストはありません。

2014年11月28日金曜日

やっぱり、運慶、快慶って凄いなぁー。高野山開創1200年記念ーーー高野山の名宝展

 

高野山は、弘法大師空海により弘仁7年(816)に真言密教の根本道場の地として開かれました。日本仏教の聖地の一つとして、時代と宗派を超えた信仰を集めてきました。
本展は、高野山開創1200年の記念として、山の正倉院とも例えられるその至宝の数々を公開するものです。
特に仏師運慶作の国宝《八大童子像》が全躯そろって展示されるのは、関東では10年ぶりとなる貴重な機会。
空海の精神と壮大な歴史に育まれた日本文化の精髄を是非御堪能ください。
サントリー美術館ニュースより

会員登録更新したから、すぐに行こうと思ってるうちに、前期の国宝《澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃》を見逃してしまったら、もう、どうでもいいかな、なーんて思っちゃっていたんですが、そうではありませんでした。
今回私にとって、良かったのは、密教の曼荼羅とか、理解が難しいものではなく、シンプルに彫像が多かったってことかもしれないし、それが、運慶・快慶という稀代の仏師の作品がどーんどーんとあったからなのかもしれないけれど。

全体の印象はさておき、最初に出てくる横向き(東向)の空海の像がこれまたグッとくるんだわ。優美で柔和な空海のまなざしに触れると自然に敬虔な気持ちになれる感じ。
 
解説もシンプルで金剛杵(こんごうしょ)や金剛鈴(こんごうりん)の解説を読んで振り返るとそこにそれぞれ独鈷杵(とっこしょ) や、三鈷杵、五鈷杵が展示され、しっかり頭のなかに違いがはっきり覚えられる感じ?それと解説の字かおおきいからかな?(笑)

いずれにせよ、そこで、もう一度最初の空海の像《弘法大師像》は、五鈷杵を右手に、左手に赤い数珠を巻いておられる、と言うことを確認出来ました。

さて、頭でっかちな《大日如来坐像》も印象的ではありますが、一目で運慶か快慶のような凄腕の仏師の作品だな!と目に入ったのは、やはり、快慶作と近年確認されたという《執金剛神立像(しゅこんごうしんりゅうぞう)》。


通常端整な作風からすると異形であると解説にはあったけど、素晴らしくダイナミックな姿は惚れ惚れするほどの動きや力強さを感じるわけで、それが快慶でなくっても並外れた実力の仏師であることには変わりないですね。
更に快慶作の《四天王立像》が続いて並んでいるのは圧巻です。解説では特に、広目天が出色の出来だそうですが、素人目には、どれも体躯のバランスが素晴らしく、美しく、力強い。そして、実に保存状態が良い!
感動を覚えます。
階下に降りていくと、豊臣秀吉が奉納したというでっかくて忿怒の相が迫力満点な《無畏十力吼菩薩像》を背景に、端正なお顔立ちとカラフルな孔雀羽の光背を擁し、大きな孔雀に座す《孔雀明王坐像》も待ち構えています。もうどんどんドーンとキタ――(゚∀゚)――!!って感じ。

そしてそのまま、運慶作の《八大童子像》が八躯待ち構えているんですね。
ハ躯の中では、ポスターにも使われている《制多伽童子像》がその赤い皮膚の色と特徴的な髪型で目を引くけれど、《烏俱婆誐童子像》の燃え上がる炎の髪型も捨て難い魅力。運慶作かどうかは確定してない《阿辱達童子像》の乗り物になっている麒麟のような動物も気に入りました。

サントリー美術館は12月7日までですが、あべのハルカスで来年一月からも見られます。

高野山開創1200年記念
高野山の名宝
2014年10月11日~12月7日
サントリー美術館

2015年1月23日~3月8日
あべのハルカス美術館
b

2013年5月19日日曜日

【最後のオタノシミ加筆しました】脈々と私たちの中に息づいている・・・・のかな? もののあはれ・・・・サントリー美術館「もののあはれと日本の美」


お買いもののついでに出かけてしまったものだから、短眼鏡はないわ、クーポンもないわ、ついでに、現金の持ち合わせも、かろうじて1300円あった・・レベルでありまして、行った日は、作品的に端境期であった事を認識したのは展示室に入ってからでありました。
いつも思うのだけど、作品保護という観点では素晴らしい配慮、しかし、作品リスト片手にこの作品は何番だっけと実物と作品リストの照合をするには極めて暗い展示室内で、真ん中あたりのスポットライトの下まで行ったり来たりしつつ、リストの作品番号を対照しながら、二重丸マーク=国宝は、既に展示が終わっているという事を知ったという訳であります。

いや、そうであっても、なかなか、見ごたえのある展示でありましたよ。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_2/display.html
展覧会の主題である「もののあはれ」については後述するとして、個人的には山口晃センセの『ヘンな日本美術史』で、アラベスク文様的な、と評されていた《枕草子絵巻》の白描画を松岡映丘の模写で見ることができたことは、良かったですよ、ホント。写真図版では若干、機械的な感じ、つまりアラベスク文様と言われる通りだな、との印象を受けていたのですが、実物大?の白描画を見ると、もっとストーリーに目が行く為か(中宮定子に挨拶に来た場面を清少納言が御簾の陰から窺っている)、いや、図版で見たのは、もう少し奥行のあるシーンだったからか?いずれにしても、印象は異なりました。とはいえ、その几帳面な文様調のリズム感と、黒によって目立つ地の色の白さは、他に展示されていた白描画を見ても、白描画なの?コレ?と思い至る事になるほど、コントラストが強いものとなりました。
印象に残ったと言えば、土佐派で復古大和絵の祖と言われている田中訥言という人が江戸時代に描いた《日月図屏風》(じつげつずびょうぶ)。六曲一双のこの屏風を描いた22歳で法橋位を取得したというこの人の名前を初めて知った体たらくはさておき、右隻の白と水色で表現された波頭の形のユニークさ(典型的な波頭の絵とは異なりますね。。)は印象的。波間から昇るのか、それとも消えて行くシーンなのかはわからないけれど、うっすら頭を出している太陽(旭日)は、それとわかるまでちょっと時間がかかったのですが、一応二重に金箔を施して、厚みを持たせていると解説に書いてありました。左隻の夜の川の流れも、流れというにはシャープな濃い青い色の切り込みのようであり、これまた普通の川のイメージとは異なり、何とも言えず素晴らしい。(名古屋市美術館所蔵の為、図録を買わないとポストカード等の画像情報が手に入らず。図録を買わなかったので、気になって色々検索をかけてみたらartscapeさんの2012年11月の記事中に写真と解説を発見♪)
因みにこの屏風は第五章の「もののあはれ」と月光の表現に登場しており、左隻には下弦の月。この向かいに主な月齢の説明のパネルがあって、どの展示作品にどの月齢の月の絵が描かれているかの解説がありました。私の印象では一般的に結構下弦の月が多いように思っていましたが、やはり満月や三日月には勝てないんですね、今回の展示では三番目か四番目の位置づけでした。

このあたりにやってくると、鳥の音が聞こえてくるなー、と思っていたのですけど、果たして、階段を降りて行ったあたりから花鳥風月の章が始まって、写真つきで、よく登場する鳥たちの解説がありました。ここで、新たな発見(イヤ、もの知らずの私的に・・・デスガ)が・・・今まで花鳥風月の絵で見かける尾の長い鳥は「三光鳥」っていうんですね。。ふむふむ・・・できれば、解説のところにボタンでもつけておいてくれて、ボタン押すとその鳴き声が聞こえると言う方がよかったけれど、啼き方についての文字情報はありました。
話は脱線してしまったけれど、丁度階段を降りたあたりの空間は階上まで吹き抜けで、遠くのほうから聞こえてくる時鳥や鶯の歌声が森の中から聞こえてくるような音響効果で、目の前に展示されている《春夏花鳥図屏風》(狩野永納)の景色に奥行を与えてくれていました。キュレーターの展示の工夫により、趣(もののあはれ?)を立体的に感じることができました。
サントリー美術館所蔵の代表的工芸品である《色絵桜楓文透鉢》(仁阿弥道八)に久しぶりにご対面しましたが、こんなに大振りだったのか、と改めてビックリしてみたり。。これまた何度かご対面している乾山の《銹絵染付金彩薄文蓋物》の蓋部分の薄の大胆なリズミカルなデザインはポロックもびっくり・・・というか、ポロックは見たことがあるのかなー、等と思いをはせると同時に、内側の菱形を使ったデザインとの対比には、何度見ても惚れ惚れするし。。。乾山全盛期の素晴らしい作品は「薄」という秋の「もののあはれ」の代表をヒップホップな世界に連れ出したような感じでもあり、ものののあはれの定義がよくわからなくなってしまうような気分にもなってきたわけです。
私には乾山の作品は「余白の美」というよりは画面全体を使ったアバンギャルドなデザインの印象が強いので、「ものののあはれ」という言葉からくるイメージとのズレを感じたわけです。が、同じ乾山の81歳の時の《短冊皿》は何枚かを並べると、上の方に蒼色、上の方に茶色っぽい色の雲がたなびくような、巻物の料紙の下絵のような柄が現れるように描いている・・ところは勿論洒脱なこの人の真骨頂ではあると思うけれど、それ以外は短歌の文字のみの為か、乾山の作品としては抑えめで(短歌の内容次第とは思うけれど)異なる趣を感じるものでした。

趣深いと言えば、作者の名前はわからない《武蔵野図屏風》。いや、武蔵野と言っただけで、平安の時代は勿論のこと、これが描かれたとされる江戸時代でも、言葉だけでも「荒涼感」が伝わってきたのではないかと思うわけですが、この六曲一双の屏風は、単純に薄等秋の草花を連続して、平面的にパターン化して並べて見せ、右隻の上る(或いは沈む)大きな太陽と左隻の遠くに見える富士山を背景に、どこまでも、どこまでも荒涼とした武蔵野の荒野が続くのだ、という事を見事に描いている佳作です。
薄がお椀をさかさにしたような図案にしてみせている仁清の作品もよかったなぁ。
北政所遺愛の秋草蒔絵歌書箪笥は、題材としては秋草なので、もののあはれ、と言えるのかもしれないけれど、ひとつひとつの引出しに別々の秋草が描かれる豪華な蒔絵が目を引きました。豪華であっても、もののあはれ、で括ることができるわけね。
もののあはれ、は本居宣長によって「発見」された感覚と、どこかに書いてあったけれど、「再確認」が正しいのではないかと思うほど、「趣」を感じるという感情は現代の日本人にすら流れている感情で、限定的に使うのであれば、やはり平安王朝文学の世界に見られる雅と裏腹の「荒涼感」との境目のように思わされた展示でありました。
今回の展示のウェブの解説にも「「もののあはれ」を知ることは、ひとり物思いに耽り、しみじみと心動かされるだけにとどまらない。和歌に詠まれ、絵画や工芸に表現され、鑑賞されることによって、初めて人々と共有され、それぞれの憂いが晴れるという側面が確かにある。また花見、月見、紅葉狩り、雪見など、大勢で連れ立って洒落込む季節ごとの行楽の動機づけには、「もののあはれ」の情趣への共感が等しく息づいていると言ってよい。私たちの暮らしには112ヶ月や、春夏秋冬、朝昼夕晩夜、月の満ち欠け、そして人の一生と、巡り来るさまざまなサイクルがある。これらはいにしえの人々と変わらぬ事情であるから、過去を生きた人々と心を重ねあわせることはそう難しいことではない。一方、江戸時代に始まる両国の花火など、「もののあはれ」を誘う要素は、伝統に閉じこもることなく常に更新されてきたと言えよう。鏑木清方の風俗画を眺めると、現代の暮らしの一齣一齣にも「もののあはれ」を感じる心が脈打っていることが実感されてくる。」(一齣一齣――ヒトコマヒトコマ。。の旧字体ですね。)
・・と書いてあり、「更新」されて、我々の奥底に眠っている感情なのだということなのでしょうね。

時間の関係から駆け足で巡ってしまったけれど、本当はもっとゆっくりしてもののあはれの感情に浸りたくなる展覧会です。

(ネタバレ・・・・にならない程度に。。。⇒期間終了したので、書き足します。)
展覧会の最後に、お楽しみがあります。

                    
↓    ↓     ↓
出口の手前に本日の月は・・・と、毎日の月の状態・・・満月とか十六夜とかの形を投影して、
ご来場ありがとうございました。との文字が添えられていました。
思わず微笑んでしまいました。

これを見て、企画者の優しさを感じた人は多かったのではないかしら。。

「もののあはれ」と日本の美
サントリー美術館
417日(水)~616日(日)

2007年4月30日月曜日

【過去日記 2007/4/30】 日本を祝う・・・・・サントリー美術館 開館記念展

本当はさ、 
ヒッキーしてお片づけの 
3連休だしさ、 
ぐるっとパスの対象だしさ、 
もっと空いた時期に 
行こうと思っていたんだけどさ、 
駐車2時間券貰っちゃったんでさ、 
無駄にしたくなくてさ、 
お荷物一旦クルマにおいてさ、 
いざ行かん、 
サントリー美術館。。 


ここのところ「和」の良さを感じさせられる 
展覧会ばかりなのであります。 
アヴァンギャルドな乾山の器がステキ!なのは 
言うに及ばず、 

仁清の色絵鶴香合の気品の高さ、 
仁阿弥道八作という色絵桜楓文透鉢、 


こっそり 
持って帰って、ナニ盛ろうかな。。 
透かしの穴が不規則なトコロに、 
なんだか、ココロ惹かれちゃう・・ 













そして、能装束に施された美しい和刺繍。。。 
ワタクシは紫陽花文様縫箔という 
装束がお気に入り。。 
これは生で観る価値がある。。 



今は会期の真ん中という事で 
前半しか展示していなかったモノを 
見過ごしてしまったようだけど、 
一作品でもお気に入りが見つかれば 
幸せになれるワタクシとしては 
大満足の小一時間でありました。。 

まっつ、家の片付けはまたまた、 
完了しなかったので、 
少々焦り気味ではありますが。。 

あー 
アシタも早いのだ。。お仕事。。 
カナスィー。。