2007年4月22日日曜日

【過去日記 2007/4/22】 うっとり~。  至福の時間。。

交通手段がないわけではないけれど、 
ちょっと不便で、クルマが必要。。 
だから。 
連れてけ、とせがまれていた 
岡本の静嘉堂文庫美術館へ。。 

<和>のうるし-蒔絵・螺鈿・漆絵・根来   

を開催中。。 

日曜の午後というのに、森に囲まれた小径の先の 
ココにはせいぜい10人程度の鑑賞客しかいなかった。。 

だから、もうじーっくり鑑賞。。 


重文は光琳の「住之江蒔絵硯箱」と


 
玄宗皇帝と楊貴妃が描きこまれた「和漢奏楽図屏風」 
のみですが、重文だとか、国宝だとか関係ない。。 
美しい工芸の数々。。。 

江戸時代のピクニックグッズ「山水菊蒔絵提重」 
(燻したような金銀の渋い色合いで素晴らしい!)だとか 
逆にキンピカの「吉野山蒔絵香道具」。 
往時の工芸技術の高さと美しさ、 
そしてデザインの斬新さが感じられる作品ばかり。。 

印籠のコレクションも 
いつ見ても可愛らしい「雪華蒔絵印籠」 

だけでなく、シックに黒で纏められたものだとか 
石灯籠の明かり部分を螺鈿で埋めたののだとか、、 

「このモンドコロが。。。」とか言ってる印籠を 
天下の副将軍が持つような 
印籠だと思っている人が可哀想。。 

その斬新で、やわらかい丸みを帯びた形に引かれ 
個人的には山本春正作「秋草蒔絵菓子器」が 
よござんした。。 

至福のひととき。。 



おまけ: 
この間トーハクの日本館で印籠を見た時に 
ふと気づいたんだけど、未だに日本人の 
中には脈々とこういう文化が継承されている 
んじゃない?って。。 

根付=携帯ストラップ。。だよね。 

おまけ2:
展示室手前にも乾山の美しい器が。。  

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