2007年8月12日日曜日

【過去日記 2007/8/12】 3人のアンリ


マイミクOさんの日記を見た時に 
シマッタ。。と思ったのだ。。 
平日でも混んでる。。 らしい。。

アフリカから帰った後
2週間も平日の時間があったのに。。だ。。
行かなかったもんねー。。

でも、今頃になってハンセイしても
シカタないのだ。。
このク○暑いのに、今日が最後だし。。
やっぱり行くしかないじゃん。。

東京で一番空がきれいになる週の
この日曜日は暑いといっても風もあるし。。
。。。

意を決してチカテツ地下鉄を乗り継いで駅を出た
午後3時過ぎ。
あと2時間弱でで入場時間が終わるっていうのに。。
同じ方向を目指す人、少なくとも10人。。

いやーな予感。。

果たして、、

まるで、彼が撮った紫禁城やクレムリンの前
の群集のような無名の人の波が会場を覆っている、、、
こんなにも多くの人が鑑賞したいと思っているわけね、
アンリ・カルティエ・ブレッソン。。

世界中の「今」を切り取った素晴らしい
作品ばかりなのに。。





この人垣では、じっくり鑑賞は、、、ちょっとムリ。。



ワタクシ的には大好きな
アンリ・マティスを撮った写真を見られればいいかな、
程度のつもりだから、



、、、というか、本命はアンリ・ミショー
だったから、まー、適当に流してみれば
良いと言えばよかったのだけど
この光景をアンリ・ブレッソンだったら
どう撮影するのかなー、などと雑念ばかり。
ちょっと勿体なかったかしらん。。

それに引き換え
常設は空いていて、キモチいいなー。。
岸田劉生が昔の代々木辺りの切通しを描いた
「道路と土手と塀」はお気に入り
前回行った時は掛ってなかったから、じっくりと。。



これまたお気に入り、
萬鉄五郎のヴィヴィッドな「裸体美人」
もじっくり見られたし、 
木村伊平の小特集は、うーん、
やっぱ、アンリ・ブレッソンに
影響を受けても敵わなかったかな。。とか、

麗子に宛てた絵手紙や、戯画、
麗子が描いた絵を挿絵にした
本なども展示された
岸田劉生の小特集もほほえましい。。

今日の収穫はお初にお目に
かかった徳岡神泉の「菖蒲」。。
私には朝靄の中に浮かびあがるような
イメージで、幽玄なのに、
冷気を伴った清々しい印象だったな。。
いずれあやめかかきつばたの類は、
名作が多いだけに
それに負けないだけの独自の世界を築いている
この作品に暫し見入ってしまったよ。。
(一応トップに載せたけど、
小さい画像なので拡大すると
ヘンテコです。。)


おっと、そうそう、今日の目的は
アンリ・ミショーだったじゃん。。

この「ムーブマン」という作品が気になって
最終日の超混雑した近美に出向いたのでありました。。



見に行ってよかった。。
ムーブマンってMove Man(動く人)かと
ずーっと思ってたんだけど
実はMovement (動き)
英語ならムーヴメント、というところ
ベルギー出身のアンリ・ミショーにあわせフランス語
読みだったとは。。
無知とは恐ろしい。。げっそり
ハンセイです。。

もうひとつ、
思ったより小ぶりな作品ばかりだったな。。


実物を見るという事は大切ですな。。
ちなみに、アンリ・マティスを撮った写真は
かなり大きく引き伸ばされていたし、
菖蒲も100号以上の大きさです。

コレ、、↓も気に入りましたで。。
(当然実物はもっときれいな色とタッチですが、、)



暑い日ではありましたが、
ココロは涼しくなりました。。 

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