今までSNSとかにしか書いていなかった展覧会などの感想文を時系列めちゃくちゃに(つまりは過去日記も含め)公開しちゃおうかしら。。。っていう意欲的なブロ グ(笑)でも、こっそりやるの。・・あまり更新できませんが、鑑賞は続けているのでゆっくりですが、訪れた時にアップしているFacebookでの投稿を御紹介することによって、すこしずつ増やします。 最新記事は新着情報で!
2017年7月8日土曜日
川端龍子が目指したことー山下裕二先生の講演会「川端龍子 ー超ド級の日本画ー」
山種美術館が主催する山下裕二先生の講演を聴いてきました。もちろん現在開催中の「川端龍子 ー超ド級の日本画ー」に関してのレクチャーです。山種からほど近い(といっても今回は随分奥の方のキャンパスでしたが)国学院大学のお教室を借りての大がかりなものです。聞き書きのメモなので、あまり良い説明ではないけれど備忘録的に。
本日は山種主催の山下先生講演会、いつもと違って大きな会場 #川端龍子 #没後50年記念 #山下裕二 #山種美術館 (國學院のキャンパスってこんなに綺麗になってたんだ!待ってる間にディスコの神様聴いてるような人は居ない 瀧汗)


今回のタイトルがアルファベットな理由⇒ リュウコと思ってる人多く、男性だったんですねとの感想があるそうで。知名度低いのでこーいう風にした。
《草の実》素晴らしいので 会場で見てください。描いたきっかけ、金閣炎上は後期に展示するので もう一度観賞に来てください。お願い致します。
犬ちゃん、 クマさん 画室で絵の上歩いても怒らない位好き。
小柄な人 。
明治18年から昭和41年81 歳 同時代の人の目安 横山大観は明治維新に生まれ、昭和33年(1958年)に亡くなっています。二人には当然 接点あり尊敬していたが途中で喧嘩したようで。
《草の実》は龍子記念館から借りたということですが、この美術館、日本で初めて 自分の為に建てられた個人美術館だそうで、1963年に竣工、 鉄筋建物で遺族が 近年大田区に寄贈。 不便な所だけど春に行くといい。車で行けるけど 入り口狭くバックで出ないとだめ。
会場で聴いてみたら行ったことある人が三分の一いて山下先生驚いてました。
(私ないわ。来年の春にでも行きますかね)
秋には没後50年ある。 講演会もあるそうで。
ここからスライドに投影した若かりし日の絵の評価について解説
10代に描いた図画の作品は佳《正月之壱万歳》花籠の《四季之花》機関車は中 上の應擧、蘆雪の《狗子》に、そっくり。ところで 蘆雪の評価昨今高くなった。
若冲、蕭白、蘆雪 秋にある~名古屋 10/6-11/19 愛知県立美術館 串本町のお寺の再現
四条派的なのは知ってた。金魚はまずまず。上か? 20代半ば洋画家目指した。
《風景(平等院)》荒々しい ゴッホと思しきタッチだが、 日本に入ってくる前年白樺発行より前の年。どういうメディアを、 通じてゴッホ等を知ったのか?という事は研究的に面白い。白樺は圧倒的影響力、 一石を投じる、小さい《女神》は青木繁、《 水中のわだつみのいろこの宮》パリに出張中に、 あきらかに感化されたと思われる。
同じ展覧会に出品。 アメリカに10代で留学しようとして、 失敗2、0代行って成果なく、院展に移るが、油見たい。慈悲光礼賛 光の、表現 人と違うところやりたいが。下手。
試行錯誤。 数年後上達。
《土》《花と鉋屑》 なんとか洋画的取り入れて空回りしてる。その様子面白い、 ツボにはまると面白い。
火生 不動明王 キリスト教的な感じ ばかばかしい。批判多かった 会場芸術 ではかければいいのか?逆手にとって解放する。印象派と同じ。 角突之巻 絵巻 線描要素なく 南画的なものとのミックス
華曲 この、獅子なに?迫力ない 曾我蕭白に画題はある、院展辞めた後。確執あった。
昭和三年。 生活も苦しく挿絵画家の仕事もしてた。
糧になったのは 日本少年の表紙 清方は両方やり続けた。
商業美術の方が才能ある人いたと思う。
戦後は?そうだと思う。 デザイン、グラフィックデザイン 横尾忠則 漫画 江戸時代は浮世絵を思い浮かべるでしょ?20世紀は漫画 そういう歴史 龍子がそこに身を置いてたのは、非常に重要 少女の友の付録 楕円形のマスの中に端正な花鳥風月の双六に 楕円形の中に配するのは迎賓館の中に七宝装飾並河さん渡辺そうせ いというひととの関係?青龍展 自分の団体 独学、院展での評価脱退自分の団体 《鳴門》群青と胡粉大量に使って。青龍社の青 六斤3,6キロ使った。図録のレイアウト迄自分でやってた、 若い時の出版社勤め経験役に立った。
春秋、青龍展続ける。昭和19/20年休まなかった。 1日たりとも。社人、社友、社子バッチ
請雨曼荼羅 真珠~モデルなしで描いた。人体正しくない 画題は日本画にない。、ためらいなく突飛なことを書く。 見る人驚かす 草の実 草炎 近美 上手い今度は出てない をもう一点なのは草の実描いた。紺地金字一切経の影響?
古い仏教美術から大画面を描く 持仏堂を、持ってたくらい仏教美術に傾倒 金泥とプラチナ 躊躇いのない線 草叢を、描くのは琳派の影響 抱一の秋草屏風の影響?《黒潮 )(鳴門》の続編?飛び魚 二曲一双は琳派的 画題は離れてるが。《月光》は線描主体で異色。《竜巻》 で空から魚が降ってくる 天地逆転させたらしい 画室はデカイ
《羽衣》南洋ヤップ島に旅行 大海原と大陸への興味が深い 《鶴鼎図》普通っぽい四条派的 琳派的 花の袖 《五鱗 》應擧的なクオリティ高い 登龍門 鯉が龍になる雅号に結びつけ。香炉峰 戦争画 何ですか?これ?横7,2メートル フジタが有名だが 龍子は戦闘画面にしないで半透明の飛行機を描くことで中国の秀峰 を描いてる。機会を使って雄大な風景を描いてる。 超ド級の日本画になってる。
飛行士の格好の写真で自画像に、してる。
キャプションを毛筆で書く (完パケ好き)連作の第3作目 偵察機から俯瞰してみた。 作者のウイットによるものであると自分で書いてる。
書体も面白い。味がある、名刺も毛筆で面白い。
《八ツ橋》一見して琳派、 戦争に勝った暁にさて芸術が無くては寂しいでしょう。 ソックリだけど、白のカキツバタ 入れる
光琳のウィットは八ツ橋描かない伊勢
抱一、出光の八ツ橋
《爆弾散華》終戦の日の三日前に爆弾が家に落ちて、 野菜が飛び散った。金箔ランダムに貼っていた。供養 息子を、無くした鎮魂? 龍子記念館の前の家が爆弾で吹っ飛んだと自分で解説。
百子図 時事的テーマ 戦争で猛獣居なくてインディラがきた。子供が喜んだと言う絵 挿絵画家体験がいい
金閣炎上 三島で有名だが 法隆寺の消失とともに損失戦後 墨一色
蘆雪 方広寺大仏殿炎上図 知って居たかどうか不明。通じ合う、 墨と朱を混ぜたような感じ通底
夢 解りにくいが、 直前に平泉金色堂の地下にミイラ開けられて学術調査が始められた ので題材ときた。蛾が飛んでる 死と再生?テーマ?金箔をうまく使ってる。炎舞を想起させる 知って居たと思うが。仏教的死生観 喚起する御舟のイメージの反映あったか?正面向きなのも同じ。
花下独酌 カッパが1人で飲んでる。うらやましい限りと自分でかいてる。 春草図雛屏風 娘の為にかいた。御舟に、似てる。俳句嗜む、川端茅舎は弟 光琳の影こそ何とャラ ホトトギスの表紙のデザインしてる
松竹梅 松 大観 竹玉堂と3人梅 尊敬はしていて和解 洋装 和服を着ない
十一面観世音 ベネツィアビエンナーレに出品
持仏堂の作品
みながみてこそ、芸術との考え
本日は山種主催の山下先生講演会、いつもと違って大きな会場 #川端龍子 #没後50年記念 #山下裕二 #山種美術館 (國學院のキャンパスってこんなに綺麗になってたんだ!待ってる間にディスコの神様聴いてるような人は居ない 瀧汗)


今回のタイトルがアルファベットな理由⇒ リュウコと思ってる人多く、男性だったんですねとの感想があるそうで。知名度低いのでこーいう風にした。《草の実》素晴らしいので 会場で見てください。描いたきっかけ、金閣炎上は後期に展示するので もう一度観賞に来てください。お願い致します。
犬ちゃん、 クマさん 画室で絵の上歩いても怒らない位好き。
小柄な人 。
明治18年から昭和41年81 歳 同時代の人の目安 横山大観は明治維新に生まれ、昭和33年(1958年)に亡くなっています。二人には当然 接点あり尊敬していたが途中で喧嘩したようで。
《草の実》は龍子記念館から借りたということですが、この美術館、日本で初めて 自分の為に建てられた個人美術館だそうで、1963年に竣工、 鉄筋建物で遺族が
(私ないわ。来年の春にでも行きますかね)
秋には没後50年ある。
ここからスライドに投影した若かりし日の絵の評価について解説
10代に描いた図画の作品は佳《正月之壱万歳》花籠の《四季之花》機関車は中 上の應擧、蘆雪の《狗子》に、そっくり。ところで
若冲、蕭白、蘆雪 秋にある~名古屋 10/6-11/19 愛知県立美術館 串本町のお寺の再現
四条派的なのは知ってた。金魚はまずまず。上か?
《風景(平等院)》荒々しい ゴッホと思しきタッチだが、
同じ展覧会に出品。
試行錯誤。 数年後上達。
《土》《花と鉋屑》
火生 不動明王 キリスト教的な感じ ばかばかしい。批判多かった 会場芸術 ではかければいいのか?逆手にとって解放する。印象派と同じ。
華曲 この、獅子なに?迫力ない 曾我蕭白に画題はある、院展辞めた後。確執あった。
昭和三年。
糧になったのは 日本少年の表紙 清方は両方やり続けた。
商業美術の方が才能ある人いたと思う。
戦後は?そうだと思う。
春秋、青龍展続ける。昭和19/20年休まなかった。
請雨曼荼羅 真珠~モデルなしで描いた。人体正しくない 画題は日本画にない。、ためらいなく突飛なことを書く。
古い仏教美術から大画面を描く 持仏堂を、持ってたくらい仏教美術に傾倒 金泥とプラチナ 躊躇いのない線 草叢を、描くのは琳派の影響 抱一の秋草屏風の影響?《黒潮 )(鳴門》の続編?飛び魚 二曲一双は琳派的 画題は離れてるが。《月光》は線描主体で異色。《竜巻》
《羽衣》南洋ヤップ島に旅行 大海原と大陸への興味が深い 《鶴鼎図》普通っぽい四条派的 琳派的 花の袖 《五鱗 》應擧的なクオリティ高い 登龍門 鯉が龍になる雅号に結びつけ。香炉峰 戦争画 何ですか?これ?横7,2メートル フジタが有名だが 龍子は戦闘画面にしないで半透明の飛行機を描くことで中国の秀峰
飛行士の格好の写真で自画像に、してる。
キャプションを毛筆で書く (完パケ好き)連作の第3作目 偵察機から俯瞰してみた。
書体も面白い。味がある、名刺も毛筆で面白い。
《八ツ橋》一見して琳派、
光琳のウィットは八ツ橋描かない伊勢
抱一、出光の八ツ橋
《爆弾散華》終戦の日の三日前に爆弾が家に落ちて、
百子図 時事的テーマ 戦争で猛獣居なくてインディラがきた。子供が喜んだと言う絵 挿絵画家体験がいい
金閣炎上 三島で有名だが 法隆寺の消失とともに損失戦後 墨一色
蘆雪 方広寺大仏殿炎上図 知って居たかどうか不明。通じ合う、
夢 解りにくいが、
花下独酌 カッパが1人で飲んでる。うらやましい限りと自分でかいてる。
松竹梅 松 大観 竹玉堂と3人梅 尊敬はしていて和解 洋装 和服を着ない
十一面観世音 ベネツィアビエンナーレに出品
持仏堂の作品
みながみてこそ、芸術との考え
2017年6月18日日曜日
長年の疑問が解決――そしてホンモノの「形物香合相撲番付」に出会えました~♪ ~かおりを飾る~珠玉の香合・香炉展@静嘉堂文庫美術館
古くは仏前に芳香を献ずるものであった香の分科は、インドや東南アジアから仏教伝播とともに広がり、わが国へ伝えられました。香合(こうごう)・香炉(こうろ)は室町
時代の「唐物(からもの)」賞玩の文化のなかで格式高く扱われ、香りを“聞く”香道具としても発展し、茶道具にもとり込まれていきました。
“茶の湯”で炭点前(すみでまえ)に用いられる姿愛らしき「香合」は茶席に飾られる機会も多く、格別人気の茶道具です。香合は炭点前の成立(16世紀末頃)とともに香炉からはなれ、しだいに自由な素材と造形のものを登場させます、漆芸香合から、和物の陶磁香合、中国へ注文された染付や赤絵の香合などがその例で、江戸初期よりその種類はじつに多様となりました。
本展では、静嘉堂所蔵の漆芸・陶磁香合から優品を精選し、香炉の名品-重要文化財の野々村仁清(ののむらにんせい)作の色絵香炉、中国陶磁の至宝である南宋官窯(なんそうかんよう)の青磁香炉、豪華な蒔絵(まきえ)の「香道具」もあわせ、約100件を後悔いたします。
かおりを包、運び、人の眼を楽しませ、“かおりを飾って”きた器の数々を、緑濃い初夏の季節、どうぞお楽しみください。
◆本会期中、静嘉堂所属の国宝・窯変天目も特別公開致します。
静嘉堂文庫美術館HPより
(注:正式名称は静嘉堂文庫美術館ですが、以下記事は静嘉堂と略して記載させて戴いております。)
最近の静嘉堂は「攻めている」印象があるんですよねぇ。今年からぐるっとパスの対象にもなり、ブロガー内覧会も開いてくれるようになっている。刀剣の時はタイミング合わずだったけど、今回、初めてタイミングと抽選に受かるというラッキーも加わり(最近アップしていないので、落とされるの覚悟でした、スミマセン)参加できました。
当日は、入館者も参加可能なトークショーに参加の上、閉館後担当学芸員により、作品の前で解説を聞けるという二段構え、但し、写真撮影はブロガー内覧会参加者のみ、というスタイル。よって、トークショー時の写真はありません。また、いつもの通りのお願いですが、この写真は特別に主催者の許可を得て撮影しておりますので、無断転載は決してなさらぬようお願い致します。
さて、トークショーの司会進行はお馴染み青い日記帳Takタケさん
ゲストに「開運!なんでも鑑定団」にもお父様の中島誠之助さん同様ご出演の陶磁研究家森由美さん、そして静嘉堂で、国宝曜変天目(稲葉天目)の管理人もされている長谷川学芸員にお話を伺いながら進みます。主なお話のポイントは・・・
香合・香炉:
上記HP解説でもその違いについて説明はありませんが、先ずはそこから。
上記HP解説でもその違いについて説明はありませんが、先ずはそこから。
まぁ簡単に言ってしまえば、蓋つきで、練リタイプのお香を詰めたり、大切なものを閉まっておける小箱のようなものが香合、炊く事で香の煙をたなびかせることができるようになっているものが香炉。そんな説明のされ方でした。(さすがにそれは知ってた)
時代と共に人々の嗜好も変わる:
ま、考えたら、室町期と江戸初期、後期では、為政者も、文化も異なるわけなので、当たり前といえば、当たり前ではあるのですが、改めて言われると、そうだわー、となりますね。
君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)が纏められた室町幕府の頃は中国の堆朱の香合が、所謂「唐物(からもの)」として愛でられたそうですが、それは、「持っている」という事だけでも「権力の象徴」としての意味合いが強かったというんです。従って、唐物絶対主義的な権威主義が存在。先日の「茶の湯」でも期間公開された、静嘉堂所蔵の国宝曜変天目(稲葉天目)が、香合・香炉展なのに展示されているのも、東山御物(ひがしやまごもつ)で最高位にあるから、その時代感を表現する為とか。
ところで、曜変天目、これまでも何度も静嘉堂でも展示されてきたし、先日は「茶の湯」でトーハクでも展示されてきたけど、今回画期的な試みがされています。
何?
ひとつはね、同じ形で同じ重量(276グラム)のレプリカを置いてくれていること。実際276グラムと聞いたって、どんな感じが、手に持った感じはわからないだけに、とてもありがたい。
もうひとつは、ケースの中の天目茶碗の置いてある高さ!
70センチにしたそうです。
そうなると、かなり見やすくなります。(この間トーハクでぴょんぴょん跳ねながら灰被天目をみようとした私的には、低くして欲しい!と切実に思っていたので、コペルニクス的とは言わないまでも、この新しい静嘉堂の試みは他でも展開してほしい、素晴らしい取組だと思います。)
さて、時代によって嗜好は変わるに戻りましょう。
千利休の弟子の山上宗二(やまのうえのそうじ)の時代にまで進むと、「侘び茶」の世界になり、価値観も変化していきます。和物が登場するわけですね。唐物であっても彫漆ではなくて陶磁器に中心が移ってくる。陶磁器でも唐物代表の青磁や曜変天目ではなくなってくる。
この展覧会では、それが目に見えてわかるような順番で展示されているので、そこも見どころかと思います。
日本人はランキング好き?
私が以前から興味を惹かれまくっていた「安政二年 形物香合相撲番付」のお話がここで登場。
番付表というと現代でも相撲の番付なら一般的にも有名ですが、江戸時代初期(17世紀)には色々な番付表があったらしいのです。(『澪つくし料理帖』でも料理番付でてきますものね)
それは、ともかく、香合の世界では、その安政二年の番付というのが、時々色々な展覧会で出てきていて、どういう仕組みなのか、ずーっと興味があった私ですから、今回、ホンモノが静嘉堂の倉庫から出てきた!(しかも2部!)というお話は、飛び上るほど嬉しいニュースでした。
しかも、一枚の方には朱色のひし形のマークで、いくつあるという事が刻印されている・・・え?同じ香合がいくつもあるの?
どうやらですね、番付の上の方は交趾(こうち)といってベトナム北部あたりで生産された(実際は中国福建省だったことが今は判明しているようです)という事で、大関とか関脇はその交趾を珍重するような順番になっていて、前頭の下の方になってくると、もうこれは、この発行元の名古屋近辺のお道具商が売りたいものを並べただけ疑惑が・・・・
ランキングに頼って、モノ買いたい日本人の気質はこのあたりからは顕著ってことですね。
そうそ、この機に乗じて、暫く前からの疑問 ⇒ https://pikarosewine.blogspot.jp/2013/06/blog-post_26.html
を解決すべく質問できるチャーンス到来。(最後の質問タイムでしたが)
何故、番付そのものは香合のひとつひとつの作品なのに、真ん中の帯の処にあるのが、頭取(黄瀬戸とか伊賀とか志野に加え、仁清とか織部。。。)そして勧進元には「呉須」とかあるの?そもそも勧進元って何さ?的な疑問なんですが、ま、一対一的な回答ではなくて、上述の通りお道具商が売りたいものを書いたらしいという事で。
つまり、あまり意味はないってことですね。うんうん。そう理解する。
「かわいいい」=「香(か)合(あいぃ)」?
ま、少々強引ではありますが、そんな話も出ました。だって、香合の多くはちっちゃいピルケースのような大きさだったり、それなのに動物の形(狸だとかかたつむりだとかね)してたりするわけですよ。
ただね、この話の続きの中で、ちっちゃくて可愛いものは、何もニッポンジンだけの嗜好じゃないって話がでましてね。(明治維新や第二次世界大戦後のニッポンは貧しくて、お金に替えたくてお宝が相当数流出した事情もあるとは思うけど)浮世絵とかばかりでなく、根付や香合が外国にあるという事で、蒔絵の大コレクターだったマリーアントワネットのコレクションには蒔絵の香箱があった等というお話に発展してました。そして、西洋ものが欲しいニッポンジンと日本のものが欲しいフランス人の相思相愛等というキーワードも出て参りました。
またもともと茶の湯では炭点前では香合が唯一の彩のあるものとしての立ち位置で、炉を切る冬は焼き物の香合を使う、といったルールのようなものがあったそうですが、時代をふるにしたがって、そのルールを崩した形で小さくて可愛いものとしての愛玩性がクローズアップされていったようですね。
吉野山蒔絵十種香道具
香箱の話が出たので、静嘉堂には数少ない(というか、これだけ)揃いの香道具がこの《吉野山蒔絵十種香道具》。自慢の逸品らしく、大変美しいお品です。
お香を聴くたしなみとして10種のフルセットを大名家の輿入れ道具に入れたもの、との説明だったと思います。使用目的は組香。(54帖の源氏物語に因んで、源氏香だったら「末摘花」といった組み合わせ、といったような決まりがあるようですが、香道の話は何度聞いても頭に入らず、うまく説明できずすみません。いつか覚えたい。)
仁清の香炉
これも何度も拝見させて戴いていますが、静嘉堂の持つ仁清の香炉がまた美しいんですよね。法螺貝のと鶴の。特に法螺貝のは造形としての良さだけでなく、香炉としての作りの良さ(実際に煙がスムーズに通るようにできている)。そして金をふんだんに使いつつ、一筆一筆、カラフルな模様が描かれていますよね。
~かおりを飾る~
珠玉の香合・香炉展
2017年6月17日(土)~8月13日(日)
(休館日:月曜日、但し7月17日は開館、18日(火)休館)
会期中一部展示替えあり、リピーター割引あり
(本当は7月1日の匂い香つくり体験イベントの告知をしてくださいねって言われていたのに、書きあげるのが遅くなってごめんなさい、でも、お子さん向けのイベントとか、展示の期間は充分あります。是非!)
時代と共に人々の嗜好も変わる:
ま、考えたら、室町期と江戸初期、後期では、為政者も、文化も異なるわけなので、当たり前といえば、当たり前ではあるのですが、改めて言われると、そうだわー、となりますね。
君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)が纏められた室町幕府の頃は中国の堆朱の香合が、所謂「唐物(からもの)」として愛でられたそうですが、それは、「持っている」という事だけでも「権力の象徴」としての意味合いが強かったというんです。従って、唐物絶対主義的な権威主義が存在。先日の「茶の湯」でも期間公開された、静嘉堂所蔵の国宝曜変天目(稲葉天目)が、香合・香炉展なのに展示されているのも、東山御物(ひがしやまごもつ)で最高位にあるから、その時代感を表現する為とか。
ところで、曜変天目、これまでも何度も静嘉堂でも展示されてきたし、先日は「茶の湯」でトーハクでも展示されてきたけど、今回画期的な試みがされています。
何?
ひとつはね、同じ形で同じ重量(276グラム)のレプリカを置いてくれていること。実際276グラムと聞いたって、どんな感じが、手に持った感じはわからないだけに、とてもありがたい。
もうひとつは、ケースの中の天目茶碗の置いてある高さ!
70センチにしたそうです。
そうなると、かなり見やすくなります。(この間トーハクでぴょんぴょん跳ねながら灰被天目をみようとした私的には、低くして欲しい!と切実に思っていたので、コペルニクス的とは言わないまでも、この新しい静嘉堂の試みは他でも展開してほしい、素晴らしい取組だと思います。)
さて、時代によって嗜好は変わるに戻りましょう。
千利休の弟子の山上宗二(やまのうえのそうじ)の時代にまで進むと、「侘び茶」の世界になり、価値観も変化していきます。和物が登場するわけですね。唐物であっても彫漆ではなくて陶磁器に中心が移ってくる。陶磁器でも唐物代表の青磁や曜変天目ではなくなってくる。
この展覧会では、それが目に見えてわかるような順番で展示されているので、そこも見どころかと思います。
日本人はランキング好き?
私が以前から興味を惹かれまくっていた「安政二年 形物香合相撲番付」のお話がここで登場。
番付表というと現代でも相撲の番付なら一般的にも有名ですが、江戸時代初期(17世紀)には色々な番付表があったらしいのです。(『澪つくし料理帖』でも料理番付でてきますものね)
それは、ともかく、香合の世界では、その安政二年の番付というのが、時々色々な展覧会で出てきていて、どういう仕組みなのか、ずーっと興味があった私ですから、今回、ホンモノが静嘉堂の倉庫から出てきた!(しかも2部!)というお話は、飛び上るほど嬉しいニュースでした。
しかも、一枚の方には朱色のひし形のマークで、いくつあるという事が刻印されている・・・え?同じ香合がいくつもあるの?
どうやらですね、番付の上の方は交趾(こうち)といってベトナム北部あたりで生産された(実際は中国福建省だったことが今は判明しているようです)という事で、大関とか関脇はその交趾を珍重するような順番になっていて、前頭の下の方になってくると、もうこれは、この発行元の名古屋近辺のお道具商が売りたいものを並べただけ疑惑が・・・・
ランキングに頼って、モノ買いたい日本人の気質はこのあたりからは顕著ってことですね。
そうそ、この機に乗じて、暫く前からの疑問 ⇒ https://pikarosewine.blogspot.jp/2013/06/blog-post_26.html
を解決すべく質問できるチャーンス到来。(最後の質問タイムでしたが)
何故、番付そのものは香合のひとつひとつの作品なのに、真ん中の帯の処にあるのが、頭取(黄瀬戸とか伊賀とか志野に加え、仁清とか織部。。。)そして勧進元には「呉須」とかあるの?そもそも勧進元って何さ?的な疑問なんですが、ま、一対一的な回答ではなくて、上述の通りお道具商が売りたいものを書いたらしいという事で。
つまり、あまり意味はないってことですね。うんうん。そう理解する。
「かわいいい」=「香(か)合(あいぃ)」?
ま、少々強引ではありますが、そんな話も出ました。だって、香合の多くはちっちゃいピルケースのような大きさだったり、それなのに動物の形(狸だとかかたつむりだとかね)してたりするわけですよ。
ただね、この話の続きの中で、ちっちゃくて可愛いものは、何もニッポンジンだけの嗜好じゃないって話がでましてね。(明治維新や第二次世界大戦後のニッポンは貧しくて、お金に替えたくてお宝が相当数流出した事情もあるとは思うけど)浮世絵とかばかりでなく、根付や香合が外国にあるという事で、蒔絵の大コレクターだったマリーアントワネットのコレクションには蒔絵の香箱があった等というお話に発展してました。そして、西洋ものが欲しいニッポンジンと日本のものが欲しいフランス人の相思相愛等というキーワードも出て参りました。
またもともと茶の湯では炭点前では香合が唯一の彩のあるものとしての立ち位置で、炉を切る冬は焼き物の香合を使う、といったルールのようなものがあったそうですが、時代をふるにしたがって、そのルールを崩した形で小さくて可愛いものとしての愛玩性がクローズアップされていったようですね。
吉野山蒔絵十種香道具
香箱の話が出たので、静嘉堂には数少ない(というか、これだけ)揃いの香道具がこの《吉野山蒔絵十種香道具》。自慢の逸品らしく、大変美しいお品です。
お香を聴くたしなみとして10種のフルセットを大名家の輿入れ道具に入れたもの、との説明だったと思います。使用目的は組香。(54帖の源氏物語に因んで、源氏香だったら「末摘花」といった組み合わせ、といったような決まりがあるようですが、香道の話は何度聞いても頭に入らず、うまく説明できずすみません。いつか覚えたい。)
仁清の香炉
これも何度も拝見させて戴いていますが、静嘉堂の持つ仁清の香炉がまた美しいんですよね。法螺貝のと鶴の。特に法螺貝のは造形としての良さだけでなく、香炉としての作りの良さ(実際に煙がスムーズに通るようにできている)。そして金をふんだんに使いつつ、一筆一筆、カラフルな模様が描かれていますよね。
~かおりを飾る~
珠玉の香合・香炉展
2017年6月17日(土)~8月13日(日)
(休館日:月曜日、但し7月17日は開館、18日(火)休館)
会期中一部展示替えあり、リピーター割引あり
(本当は7月1日の匂い香つくり体験イベントの告知をしてくださいねって言われていたのに、書きあげるのが遅くなってごめんなさい、でも、お子さん向けのイベントとか、展示の期間は充分あります。是非!)
2017年6月9日金曜日
【FB投稿 #美術館に行った シリーズ】ひさびさに海外だよ。アカデミア+ペギーグッゲンハイム美術館@ベネチア
この地に来たのは、なんと25年ぶり。
最初に来るきっかけになったのは
その頃、現代美術が好きだと知った先輩が、それならこの本あげると言われた「ペギー」という本。今は絶版みたいだけど、タイタニックの処女航海で大富豪の父親を亡くした彼女が、有り余る資産でデュシャンをきっかけ に 現代美術家との交流にハマり、ついにはエルンストとも無理矢理のように結婚し、MOMAと収集品を争い、最期は大好きな現代美術にヴェネチアの地で囲まれながら過したという伝記的本。
その頃、現代美術が好きだと知った先輩が、それならこの本あげると言われた「ペギー」という本。今は絶版みたいだけど、タイタニックの処女航海で大富豪の父親を亡くした彼女が、有り余る資産でデュシャンをきっかけ に 現代美術家との交流にハマり、ついにはエルンストとも無理矢理のように結婚し、MOMAと収集品を争い、最期は大好きな現代美術にヴェネチアの地で囲まれながら過したという伝記的本。
もとより好きだった現代美術の知見が一気に深まるきっかけ、そんなの読んだら行きたくなって行こうとするのが、私・・・は昔から変わらない のよ。
今回初日は、お友達に会えないだろうと言う事で、まずは久しぶりの本島を歩いて感覚を取り戻そうと思った訳だけど、頭の一番に上がった訳です。
そうとなれば 前回時間 なくって飛ばしたアカデミア にも一応寄っておく?って事で、すきでもない中世をーと思ったらボッスの修復小特集があって得した気分。











ラベル:
アカデミア,
ペギーグッゲンハイム美術館
2017年6月4日日曜日
茶の湯のうつわ、茶の湯、そして茶碗の中の宇宙―― 出光、トーハク、近美 三者三様
Facebook の投稿から・・
三展を一言で申し述べれば、コレっ!



三展を一言で申し述べれば、コレっ!
(昨日へくったので) 最終日滑り込み。
近美は楽に徹し、
トーハクは集客に徹し、
出光は啓蒙に徹している。
(うつわって、好みが結構固定化してるな、私の中では)
(うつわって、好みが結構固定化してるな、私の中では)

補足:【うつわー出光】
前売り券かっていたのに、とんと忘れて最終日にぐるパスで割引で入ったというオバカな事をしてしまいましたけど、安定の啓蒙的な展示はありがたいものであります。
枇杷色ではなく灰色っぽい萩焼が「白萩焼」というカテゴリーなのだと言う事を初めて知りました。
前売り券かっていたのに、とんと忘れて最終日にぐるパスで割引で入ったというオバカな事をしてしまいましたけど、安定の啓蒙的な展示はありがたいものであります。
枇杷色ではなく灰色っぽい萩焼が「白萩焼」というカテゴリーなのだと言う事を初めて知りました。
【茶の湯ートーハク】
補足:実際のところ、混んでいて、じっくり眺めるという余裕はありませんでした。一方で、じっくり見比べたかった灰被天目なんか、見込の中を見る為にはぴょんぴょん跳ねないといけないくらい高い位置で、ちょっと残念。


そして、
【近美「茶碗の中の宇宙」】
【近美「茶碗の中の宇宙」】
基本近美は楽16代を時系列的に並べ、そこに係りのあった光悦とかも、ちょこっと、展示という形で網羅的であった事が
理解もしやすい事につながったのかもしれませんが、ひとつひとつの茶碗も見やすい展示でもありました。
一言感想の通り、やはりノンコウ(三代目道入)が一番、心に響くというのか、デザイン性も技法も目を引くんですね、
これには光悦だってかなわない。
色々なところでちょっとずつ拝見していた時もそうだけど、これだけ網羅的に並んでいても、私にとっては一番と言える感じですわ。
後代になると、展示数は少なかったけれど十代旦入の作品も好きかもと思えたかな。
色々なところでちょっとずつ拝見していた時もそうだけど、これだけ網羅的に並んでいても、私にとっては一番と言える感じですわ。
後代になると、展示数は少なかったけれど十代旦入の作品も好きかもと思えたかな。
申し訳ないけれど、現在の15代当主の作品(最後のお部屋にがっつり並べてありました)は、今風の言葉遣いをすれば私には「ムリ」(ごめんなさい)
2017年5月28日日曜日
2017年5月6日土曜日
【FB投稿 #美術館に行った シリーズ】絵巻マニア列伝 @サントリー美術館
今週末までと思い込んで、慌てて滑り込みましたなり。
#美術館に行った
(しかし、脳内ipodの中で24時の向こう側~
🎵 とぅなーい、とかグルグルしちゃって、あんまし集中できひんかったな。たかしこの破壊力恐るべし

#美術館に行った
(しかし、脳内ipodの中で24時の向こう側~

登録:
投稿 (Atom)










