2006年9月17日日曜日

【過去日記 2006/9/17】 400年前と300年前と150年前が66年ぶりの揃い踏み 10月1日まで 出光美術館(日比谷

○2日目でございます。ぐるっとパス。。今日もがんばるぞー。  この展覧会に行くつもりだったから、昨日最初の1枚を使ったのであります。。

○3
年ぶりでございます。宗達の風神・雷神屏風にお目にかかかるのは。  前回は鶴岡八幡宮の鎌倉国宝館で開催された建長寺創建750周年記念特別展で奉祝寺院である建仁寺からの出品作品でした。人もまばらでしたので、じーっくり、対面させていただきました。

○66
年ぶりなのだそうです。宗達とその実物を見て模写した光琳と、光琳をOriginalと思って模写した抱一の風神・雷神屏風が一同に会するのは。。  いやー、今日も出遅れたから午後になっちゃったという理由もありますが、いつもは静かな出光美術館が、それはそれは大変な人出でございました。 でも、66年ぶり、というか宗達の実物にだってなかなかお目にかかることができない中、光琳や抱一までもれなくついてきちゃうわけですから、混まないほうがおかしいです。はい。  

見せ方も非常に工夫され、構図・目の位置、足、へそ、手の握り方を風神・雷神に分け、徹底的に比較し説明するコーナーがあったり、宗達がいかに雷神のモチーフを気に入っていたかを他作品を紹介しながら説明したり、抱一の弟子の鈴木其一が金屏風ではなく襖絵として描いた風神雷神があることまでの体系的な解説がなされている。  

そればかりでなく、この風神雷神の構図から光琳が宗達に対する答えとして描いた紅白梅屏風のモチーフ梅や燕子花(カキツバタ)を抱一がどのようにアレンジしていったか、と見せ方に流れがあって非常に面白い展示でした。。
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/go/369.html
  



風神雷神に関しては、私的にはやっぱり、彫像などを研究した成果をもとにこの大胆な構図を作り上げた宗達が一番!





指が四本しかない雷神が鉄アレイのような雷棒を握り締めているのはまんがチックとまで解説された抱一の分が悪い。抱一が光琳の八橋図(メトロポリタン所蔵)のような構図にも挑戦している絵もあったけど、やはり光琳の大胆なあの八橋図の燕子花の印象に勝つことができていない。(メトロポリタンの薄暗い部屋一面に広がる八橋の印象が強いからかもしれないけど。。)やはりOriginalityって大切なんだなー。   


でもね、抱一の名誉のために言っておくと、模写から一歩踏み出た抱一の燕子花図屏風は構図といい、遊び心(白いかきつばたが3輪挿入されている)といい、無冠の風神雷神屏風よりお上も高い評価を下している(重文)良い作品で、私のお気に入りです~。。



p.s.  この後、京橋のブリヂストン美術館、白金台の松岡美術館を廻り、へとへとでーす。。頭の中も東洋>西洋>東洋>ヘレニズム>ガンダーラってもうパンクしちゃう! 廻り方悪かったか?!  それでも、やはり良い絵や自分にとって印象的な絵というものは記憶に残るものですね。。こうやって、ちゃんと日記が書けるわけで。。 あーあ、明日は少しセーブするかなー。

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