2008年7月26日土曜日

【過去日記 2008/7/26】 やりすぎだよー、○○しんぶんさん・・・


雨マークが出ているには出ているけど、 
そんな気配もないこの東京の炎天下、 
ミナサマいかがお過ごしでしょう、 
私は咳とまらなーい!!、デス 

そういうわけで、調子はイマイチではありますが、 
この間「車椅子押し押し」したご褒美で「特別内覧会」券ゲット 
してたもんですから、またまた上野までお出かけしてきましたー。。 


18時頃の勤務地付近は超蒸し暑かったのに、 
上野公園に入った瞬間涼しい風が吹いてきます。。 
やっぱ、緑が多くて風の通り道があるからでしょうかねー。 

先週、これまた「車椅子押し押し」ご褒美券で 
じっくり鑑賞してきたコロー作品http://www.corot2008.jp/ 
のように緑の葉っぱがさやそよしている巨木たちに 
囲まれた噴水広場を通りぬけると 
そう、目的地、東京国立(こくりつ)博物館、 
通称「東博(とうはく)」デス。。 
『フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎・広重』と 
『対決―巨匠たちの日本美術』 
の特別展二本だて。。。 


いつもだったら、この時間帯、ヒトも疎らなのに、 
今日はなんだか多いなーーー。。 


で、、内容ですが。、。。 
『フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎・広重』表慶館 
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5558 
まー、あの時代はジャポニズムが流行っていたわけで 
何でもアリなんだなー。。 
って感じかな。。北斎漫画は古今東西いいお手本、なんですねー。。 
富士山が背景にあった浮世絵の富士山だけ取り除いた 
意匠を陶器の柄にしたりして、イイトコどりなんだけど、 
テーブルセッティングされていると(実際にそういう展示があります。)案外合ってたりするから面白いもんだなぁ。。 


そして、『対決―巨匠たちの日本美術』平成館 
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/index.html 

中へ入ってびっくり。まるで土日のように混雑してました。 
折角無料で借りられる筈の音声ガイドも売り切れているくらい。。 

激混みの中、駆け足で見た感想は。。 

いや、これ1時間じゃ絶対無理。。 
(まっ、そもそも平成館での特別展を1時間で見ること自体 
フツウ無謀なんですが、それでも大して見るべき作品でないもの 
が必ずあるんで、そのあたり、すっ飛ばせるので、ワタクシは 
1時間でも見ちゃうんですが。。。) 
今回は「國華」創刊120周年、「朝日新聞」130周年の特別企画 
という触れ込みのせいか、タイヘン意欲的な企画でありまして、 
かなりの名画が詰め込まれちゃってます。。 
しかも期間で、展示作品の架け替えが頻繁に行われているみたいで。。 
全部見たけりゃ、6回来いよ、という仕組み。。 
どうやら、そうやって集客を期待しているせいか、今回の内覧会、 
いつもと違って「貸切内覧会」じゃなかったみたいで・・・ 
結果、芋洗いチョット手前でございました。 

作品に関してはいろいろ感想あるんですけど。。 
(すっごくよかったので、感想書き始めると止まらないかも。。) 

長くなったしぃ、少なくとももう一回「押し押し」で行くので、 
また後日~。(って書けるんでしょうか。。???) 


しかし、この朝日の力の籠め方、尋常じゃないな、 
来週からはこれまたスポンサーしているフェルメール展も始まる 
ワケだし。。。ってか、今から憂鬱だぁ。。激混み。。。 

おまけ: 
特別展はモチロンダメですが、常設だとフラッシュなし条件で 
写真撮らせてくれる美術館ってあるんですよねぇ。。 
例えば西美(国立西洋美術館)。日本画もそうなんですけど、 
洋画でも額装がどんなにステキで絵とマッチしていても 
図録では、その良さを表現してくれないんですよねぇ。。 
この写真は、西美のマリー・ガブリエル・カペの「自画像」 
頭髪を纏め上げるブルーのリボンに合わせて、額にもリボンが。。。 

こういうのを見て、うふふ、なーるほど、と微笑むことができるから 
実物を見るって大切なんだってことなのかもしれないけど。。 

注:実は何年か前から、この額じゃなくなっちゃったんですよねー。
  リボンなくなっちゃったんだ。残念。

2008年3月8日土曜日

【過去日記 2008/3/08】 3月前半のぐるっとパスとか

プリジストン美術館@京橋へ。。

今回の企画はコレクションの新地平 New Horizon 
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/archive/2008/

ここは、常設でも好きな20世紀の作品が中心なので、 
毎回楽しめるのに、これまたいつも空いているから、 
更にお気に入りの場所。。 
それにぐるパスだと800円の入館料タダだし。。 
今日は日曜の午後ということもあって、人の入りは 
いつもより多かった。。 

ポスターにも使われているレジェの「アブストラクト」も 
レジェっぽさはまだ出てないけど、目をひかれるし 
村井正誠の「人びと」「モードの女」もいい。。 
ベン・シャーン好きにはこの美術館はたまらないだろうし。。 
でも、今回ココロを打たれたのはザオ・ウーキー。。 
水墨画タッチの作品の部屋に入ったときは、そんなに 
感じなかったのに、ツギの油(絵)の部屋に移った途端。。。 

サイトにも絵の写真は載っているけれど、 
絶対にこの目で確かめて欲しい。。鮮やかな色。。躍動感。。。。 
いずれも波うち際や瀧の流れのように、水の躍動のように 
見えてきたのは、ワタクシが水好きだからなのかなぁ。。 


******

行きたいと思っていた 
『池田満寿夫―――知られざる全貌展』 
@オペラシティアートギャラリー(初台) 
http://www.operacity.jp/ag/exh90/j/exhibition/index.php 

考えてみると、同時代人でありながら、際物的な見方を 
されている「オトナ」という印象が勝っていて、 
この多彩なアーティストが素直な心を持ち続けている 
美術家であると感じたのは、亡くなる直前のN○K番組 
「ようこそ先輩」を見た時だったんだけど、 
以後も作品に触れるチャンスがなかった。。 

ホント多才で器用な人なんだなー。。。 
イロイロな人のスタイルを器用に 
取り込んでしまってどれもとっても上手だし、躍動的な線を 
もっているのに、スタイルの確立を嫌っていたようだから、 
とりとめがなくなっちゃったのかな。 
作品を知っていないと、これがマスオだ。。。と 
俄かに判る作品が少ない。 

その中では、名声を不動にしたベネチア・ビエンナーレで 
大賞をとった版画作品群はやはり特徴的かなぁ。。 

最晩年の絶筆作品も若いときの油絵作品も明るくてどれも 
好ましいし、陶芸作品のフシギな世界感、般若心経の伸びやかな 
文字も、挿絵の絵たちもどれももっとじっくり眺めていたい 
ような魅力があるんだけど、頭の中でパターン認識整理が 
できなーーい。 

2008年2月29日金曜日

【過去日記 2008/2/28】 二月のぐるっとパスとか

☆実は茶碗とかにはあまり興味のない人も 
 いたりするんだ。。と改めて認識したりして。。。 
 まっつ、だからヒトは面白いんだけど。。 
 いや、でもねぇ、静嘉堂文庫の「茶碗の美」の展示はすばらしいで  
 す。。ぐるパスではいけないけど。。  
  茶碗の美 -国宝 曜変天目と名物茶碗-
 国宝の「曜変天目」(稲葉天目)の美しさはいうは及ばず、超特大の 
 「油滴天目」(重文)等、天目茶碗や唐物、井戸茶碗等美しい茶碗が 
 満載でいいっすよ。。安宅コレクションを見たときはすごくいいって 
 思ったんだけど、こちらのほうが私の心に触れるもの多し。 
 茶碗の世界も奥深い。。 
 もう一度行って、改めて感想文書く気満々です。。 

☆。。。でもって、その時話題になった、「王朝の恋ー描かれた伊勢物語  
 Sさんが書かれていたけど、バレンタンの季節にこういう展示をぶつけ 
 てくるって、出光美術館恐るべし。。西洋美術の宗教画よろしく、 
 伊勢物語の各エピソードを知らないと描かれた絵の意味や面白さが 
 伝わらない、、、ということを思い知らされましたな、、ホント。。 

☆でもって、王朝つながり、「宮廷のみやびー近衛家1000年の名宝」。http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=551

 陽明文庫って、もっと長い間存在していたのかとおもいきや、 
 実はまだ70年にしかならない、なんて初めて知りました。。 
 ほぼ千年近衛家の蔵の中に整理されず打ち置かれていたものも 
 沢山あるんだろうなー、と妙なことに感じ入り。。 
 藤原道長は、当時の人としてはあまり字が美しくないことに却って 
 安心感はあったものの、江戸期の当主家熙の美しい字には書画に 
 さほどの関心がないワタクシも思わずひきつけられてしまいました 
 な。。この家熙さん、よほど器用だったんでしょうねー、ニッポン版 
 ボタニカルアート、とでも言うべき「花木真写」はワタクシの大好き 
 なクレマちゃん、日本原産ものが多いですからね、しっかり描かれて 
 ましたがな。。この展覧会は明日までですが、実は東京国立博物館の 
 常設部分で、近衛家の達筆の方々の書画が展示されていまして、 
 特別展の余韻をじっくり味わうことができますよん。。 

☆もう終わっちゃったけれど、この東博の帰り道、上野の森美術館で 
 元産経新聞のカメラマン「井上博道の眼」という小展覧会をみて 
 きやした。。 
 http://www.asa-ban.com/hakudo.pdf 
 東大寺大仏の頭上からのアングルの写真だとか、四天王像の足元で 
 必ず踏みつけられている邪鬼にフォーカスをあてた写真など、 
 なるほどプロのカメラマンの眼というのはワタクシなんぞの気づかな 
 いところに焦点があたってるんだなぁ。。もっと撮り方考えねば。。 
 まっつ、マイミクさんたちの中にもとっても美しい写真を撮られる方 
 が多くて日々感心しているんですが、、なかなか、マネできない。。 

☆で、もって。。。もともとは『お絵かきトモダチ』が3年半くらい前に 
 トッテモよかったよーって言ってた国吉を見たい気持 
 ちもあったわけで。。。 
 しかし、今日の発見はぴかぴか(新しい)。。。 

 この企画展

 に『お絵かきトモダチ』のお友達で、 
 2回ほど食事なんぞしたヒトの絵がどどーんと掛かってたー。。 
 草間弥生と向かい合ってexclamation ×2 
 解説の中にもカノジョの名前が書かれ(当たり前か・・・)、 
 巨匠の仲間入りをしてたんだー。。とビックリーーーー。。。 
 気楽に話ししてたんだけど。。 
 『お絵かきトモダチ』にもがむばって殿堂入りを果たして 
 もらいたいのぉ。。 

 お気に入りの劉生の代々木四丁目の切通しの絵だとか 
 何時も必ずチェックを怠らない絵たちに加え、 
 やっぱ、横山操スキハート達(複数ハート)。。 
 白く雪を被った巨大な富士山と忍野からの赤い富士、 
 掛けられ方もよかったし。。 
 小特集の点描画の黒田清輝の『落葉』 うまいなぁ。。 
 近美はたいてい空いてるし、好きな絵が必ず見つかる。。 

2008年1月31日木曜日

【過去日記 2008/1/28】 1月のぐるっとパスとか・・



この写真はね、松岡美術館で開催中の中国陶磁名品点で 
展示されている「釉裏紅芭蕉文水注」。 
(中国にはいつ頃 バナナ(芭蕉)がはいってきてたんだろー??)  


景徳鎮窯というとアノ青い色のイメージで固まってしまってる 
ワタクシですが、始まった洪武期は洪武帝の好みもあって 
赤(というか、小豆色に近いね)があったり、カラフルだったり 
日曜の朝だというのに、人っ子ヒトリいない、静かな部屋で 
じっくり鑑賞すると楽しいよ。。(一時間たってもダレも来なかった 
って。。。ワタシは幸せ、、でも、美術館的にどうよ。。) 
安宅英一の眼では見られないけどさ。。 

それに引き換え。。。 
コチラ北斎~ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」@江戸東京博物館
最終日ということで十重二重。。。 

まぁ、売り絵だから、仕方ないけど、北斎の手になるものも 
含めて里帰りしているという作品のほとんどは西洋好みってか 
なんだかフラゴナールみたいで、あんまり好きになれなかったなー。。 
でも、風俗を知るっていう意味では、大きな提燈の赤い部分って 
最初に塗らないんだー電球、、とか、発見させられて 
面白かったかも。。。 



おっと、松岡美術館はフラッシュたかなきゃお写真OK 
しばらく行かなかったら 
ケイタイのバーコードで解説も読めるようになってました。。 


そして、こんな展覧会もー。

美術館的には晩年の油彩アートだとか、浮世絵の影響とかを 
見せるというのが売り物なんだけど。 
まっつ、モトモトあんまし、好きな画家ではないので 
そのあたりは、カルークね。。 

むしろ初期の版画作品でダンサーのファラー嬢の小品(3連作) 
だとか、リトだけどA1の紙をつなぎ合わせたような 
ポスターだとかのほうに目がいったワタクシです。。。 
ひとの好みといいますのは、いろいろでんな。。 

2007年12月16日日曜日

【過去日記 2007/12/16】 身もココロも。。。。。りふれーっしゅ。

名にしおう「安宅コレクション」、名前や、散逸を防ぐために 
国が動いたというエピソードは聞いたことがあっても、 
実物を見たことのなかったワタクシ 
魑魅魍魎の会の時、 
ちゃっかり「招待券」を戴いて、 
最終日の本日、行って参りました!! 

フツウ美術館に行くときって、大体、良いと感じられ、 
強い印象となる作品は 
1点でフツウ、2点で僥倖、 
すっごく良い展覧会でも多くて5点程度しかない、 
ってか、それ以上は頭がパンクする。。。 
と感じるワタクシでありまして、 
故に見るのも超早かったりするんだけど。。。。 

この展覧会は券を下さったYさんの事前情報にあった、 
伊藤郁太郎大阪市立東洋陶磁美術館長(元安宅産業で 
安宅英一氏のコレクションに携わってきたヒト)の 
作品蒐集にあたってのエピソードも面白く、 
また、サブタイトルの 
「美の求道者 安宅英一の眼」通り、その眼力の高さを 
どのように育んだのかという興味は勿論、 
作品の「品のよさ」を追求しつつも、 
欲しいと思ったら、掌中に収める迄は諦めない、 
駄々っ子のような人物像への想像が膨らむもんで、 
126点のうち、かなりをじっくりと鑑賞することになりました。 

同じような作品でも「優等生」と「劣等生」があって、 
そのいずれもを慈しむ、という蒐集の仕方そのものがわかるように 
「優等生」と「劣等生」を並べたりして、なかなか、面白かった。。 

また、その審美眼のスクリーニングを通った作品の中でも 
逸品揃いのせいか、いつもより「いいな」「大好き」だな、 


と思う作品の数も多かったよ。 

2作品めに早くも登場する「飛青磁花生(とびせいじはないけ)」 

のその、とろっとしたような質感の青磁の中に 
鉄赤色の斑点がなんともいえず美しい酒瓶で、 
「国宝」と聞かなくても、吸い寄せられる。 

続く、「木葉天目茶碗」。。 
重文だけど、ワタシは国宝の「油滴天目」よりも 
ずっと好き。。。。 
(油滴天目蒐集の際のエピソードは面白かったが。。) 

ってな具合に、最初からゴージャスな作品が並んでた。。 
惜しむらくは、伊藤氏の回顧エピソードにあるように、 
自然光の下ではなく蛍光灯のような光に当てられた 
「青磁八角瓶」があまりよく思えなかったように、 
全体的に光の当て方が 
よくなかったのかも。。。という事かなぁ。。 

大阪市立東洋陶磁美術館では、その点に力を入れているというので、 
また、いつか、違う光の下で見てみたいなぁ。。 

さて↓の写真は

紫紅釉 盆 しこうゆうぼん」 
なんともいえない色合いとカタチが個人的には好きです。。 
広田不狐斉氏が三種の神器と呼んで門外不出にしていた 
作品のひとつ、安宅氏が執念でもぎ取ったようですが。。。 
栄枯盛衰。。。そして作品だけは残る。。 

2007年12月9日日曜日

【過去日記 2007/12/09】 そんな境地になるまでには。。。。まだまだかいの?

今朝の新日曜美術館でやっていた。 
今年89歳の堀文子の特集の再放送。。 

命を見つめて描く彼女はこ3-4年 
落葉樹の葉を描いている。

「落葉樹は、その命を守る為に 
自らその葉に栄養を送るのを 
葉の根元で遮断する。 
そうすると、わずかに残ったでんぷん質が 
葉に回って、その死の直前に鮮やかな 
色に変化をつける・・」 

・・・というような趣旨の事を話されていました・ 

さすが卒寿90を迎えようとする人の 
コトバには重みがあって、 
かの女の絵に気品と風格を添えるような 
映像でした。。 

今朝はまさに晴れ渡って、風も最後の命を 
落とせとばかりに舞っていますよね。。。 


だから、まいお絵かきトモダチのために 
ワタクシも採取しましたよ。。



本日のプチクリパのプレゼントプレゼントとして(爆) 

彼女も90になる頃にはこんな風格のある 
コトバ言っちゃってるんかなーーー・・・ 

2007年11月10日土曜日

【過去日記 2007/11/10】 桃山の華を求めて。。。。超特急 京都滞在4時間の記録

その1) 決心
否定をなさっておられていても、ワタクシからみれば 
せれぶぅぴかぴか(新しい)なマイミクMさんの日記を読んだ時から 
「行きたーーーーーーーーーい!!」という気持ちが 
日々育まれていた芽ワタクシです。。 

しかし、いくらなんでも、 
土日は混雑して危ないし、 
かといって、休み取り過ぎ傾向で、 
平日お泊り小旅行は無理。。 

そして。。そこに鞭打つ 

いくらなんでも、そりゃ、弾けすぎじゃない? 
という、マイミクOさんの 
忠告にも関わらず。。。。 

3週間ぶりにお会いするセンセイ(骨折をみてくれてた整形外科のね)が教えてくれる 
経過が、きっといいに違いない!と勝手に 
思い込み始めた火曜日にワタクシのココロは 
もう、新幹線旅立っていたんです。 

ハイ。 

10月16日から「たった」一ヶ月、 
し、か、も、 
京都で「しか」見られない 
特別展覧会『狩野永徳』に行くんだ! 

その暴挙を実現するためのワタクシの計画は。。。 


カンタンです。。 


いつもは半休とか、1時間遅れー、で出社するのを 
全休にすればいいだけじゃん。。 


って、あーた、トウキョウーキョウト、往復5時間だしぃ。。。 

しかも、最近オシゴトがチト忙しくなりつつあって、 
結構タイヘンなんですけどぉーー 

。。と諌める「善」のココロを振り切って、 
「欲」の世界にまっしぐらぁーーー。。。走る人 


前の晩も、イロイロと忙しく。。。。。 



(なのに、ミクったり、調べものして、「楽天ポイントゲッーーート!」して うひひ、明日はきっと良い日に違いない なーんて勝手に決めてたのは誰かなぁ???) 



でも、決めたんだもん。。(キッパリ)






そして、明けたその朝晴れ。。。 

朝9時の整形外科の予約なのに、、、、 


やばっつあせあせ(飛び散る汗) 
目が覚めたら8時40分!! 

どーしよーーー・・・・・げっそり 
これから先に立ち込める「暗雲」曇りの兆しなのか?? 


えー、そんな事言ってないで、 
とっとと、支度じゃぁーーー・・ 

(つづく) 

その2 「平常心」

始めよければ、オワリ良しと申します。。 
が。。始めがドタバタの場合。。。ふらふら 
やっぱ。その先もやばいっすかねー・・・・ 

等と思いつつ、大急ぎで支度をして、なんとか 
いつもより、混んでいたレントゲン室@病院に駆け込んだ私です。 


撮り終わって、整形外科に向うエスカレーター 
で、気づいたわけです。。 

あっつ、、保険証ID忘れた。。 

月が替わったばっかりだし。。 
あっつ、ついでに。。 
保険の請求用の診断書フォームも忘れたぁ・・・ 
しもたー。。。 


ココロの中に広がる暗雲。。。いや、もう降ってるかも霧。。。 
おまけに、今日はビョウインだからメールだけにしておくれ、 
っちゅーに電話phone toかけてくるアホもいるし。。 
留守電だって聞けませんってば。。。などとメールを打って、 
呼ばれるのを待っているうちに 

気づけば時計10時10分前。。。 
ツギの鍼診療の予約時間に迫ってるぅ。。。 

「レントゲンの結果が届いてないので、 
まだお呼びできないんです・・」 
でも、鍼灸科に電話つないでくれたら 
「11時までにいらしていただければ大丈夫です。。」 
そっかー、よかった。。。うまい! 

いや、待てよ。。 
そうなるってーと。。 
出発が遅れるぅーーーー・・・冷や汗 






でも、ここで焦っても仕方なしexclamation 

そう、この気持ちがやがて差す光明ぴかぴか(新しい)を引き寄せるのです。。 

センセイ「順調に快復してますねー、もう殆ど(*)OKだねー」 
私 「えっつ?」 
セ 「ほら、レントゲンでは、もう痕跡が殆どないよ」 

なるほど、3週間前は、線のようになっていた骨折の跡が 
2重に折れていた一番ひどい箇所を除いて、ミゴト消え去って 
おりました。。 

(*)ココ重要。。完治まで、あと少しです。。 


いや、カチコチ足はまだなんですけど。。。 

で、、実は「2週間くらい前から左の中指がしびれてまして。。。」 

じゃ、レントゲンをとろう、というセンセイを振り切って 
来週にしちゃいました。。 
だって、保険のフォームも忘れちゃったわけだし。。 
でへへ。。 

それから鍼やって、超特急でシナガワ駅へ。。。 

お弁当もゲットして。むふふ。。 
いざカマクラ! 

じゃなかった。。 

キョウトへGO!!新幹線 

(ツヅク・・・) 

その3) 「安心」
乗り込んだ新幹線新幹線は、さすが平日昼過ぎ。。 
ガラガラであります。。

笹の葉に包まれたお寿司を頬張りながら、
本日の行程を最終決定サーチ(調べる)致します。。

今から行くと、京都に着くのが2時半ちょい前。
皆さんのご期待とは裏腹に、
6時台には戻る計画です。。

つまり、4時間「も」あるわけで。。
永徳展の作品は70点少々、しかも、
この特別展覧会は18時まで、
寺社仏閣は大体16時まで。。。

。。。となれば、、寺社>博物館
あわよくば、祇園でお店をひやかして。。。
夢は広がる陽光に包まれた車内であります。。

。。。で、秋だし、時間を有効に。。
今日は東福寺の紅葉もみじ風景をチェックOKしに行こう!
に決定。。
でも、果たして紅葉はあるんかいの。。


駅を降りてびっくり。
暑い!あせあせ(飛び散る汗)京都。。。
そう、この日は東京も19度という予報ではありましたが
体感では24度くらいある感じ。。。
こりゃぁ、やっぱ、紅葉はムリかいの。。

ひょこひょこと、まだ少々カチコチの足をひきずりつつ
駅より100メートル。北門から入った先にはいくつかの
塔頭寺院がありまして、、ついつい、寄り道。。。


不動明王さんにお祈りして。。


お地蔵さんにもご挨拶。。。


。。で、漸く到着。。。


臥雲橋から通天橋を見上げる
超有名な景色ですが。。。





うーん、全て紅く燃え上がる盛りにはまだ早い。。。
って、もう11月なのにね。。。


それでも、やっぱり、こちらから見える通天橋を渡って
みたいと拝観料をお支払いし、中へ。。。
青々としたもみじの中にほんの少し色づいた木々を
見るのも、まあ乙とせな、あきまへんな。。





さて、あんまり長居しても、これからの行程に
支障がありますんで、特別公開中の国宝三門・法堂
を見学するのを諦めて。。。

駅に向おうと、ひょこひょこ歩いていたら。。
またぞろ塔頭寺院のひとつ、「雪舟寺」の看板に目が。。。




そういや、写真で見たことのある京都最古の枯山水庭園
は雪舟の作と言われているんだったっけ。。

折角だから、、やっぱお邪魔しまひょ。。


入り口を入ると拝観料300円を箱の中に入れてご自由に
と書いてあるんだけど。。。




ないっつ。冷や汗



270円しか。。。


で、お釣りが必要な人は左側のベルを押してくださいって
書いてあるんだけど。。




ない、見つからない!!!
置いてある人形がベルかと
ひとつひとつ押してみるが
ベルじゃないし。。。


どーする?

とりあえず、270円箱に入れて

こそこそ、と中に入る。。

誰もいない。。。
畳に座って庭園を眺めると
ホント落ち着く。。
結構せまーいお庭だから
逆にこじんまりとしていて
落ち着くんだが。。。

やっぱ、ベルのことが気になるワタクシ。。

もう一度入り口で、見回すと。。。

なーんだ、箱の脇じゃなくって、
三和土の方にあったよ。。




奥から出てこられたオバサマに
「おおきに」と言われてお釣りを戴いて
やっと、安心。。

今度は大手を振って
もう一度雪舟が築造したという
お庭《鶴亀の庭》を眺めたり 





美しい窓からの景色を眺めたり。。。



なんだろう、心が落ち着くよ。。
今回の目的を忘れそうになるほどだ。。。

おっと、いけねぇ。。
もう3時半、とっとと行かないと
本当に時間なくなっちゃう。。

(ツヅク。。。。。。。。。。。。)

その4) 「充足心」




京阪電車電車を一駅だけ乗って、七条で降りた出口で
品のよさそうなご婦人に博物館の方向を確認し
再びひょこひょこと歩き始めると、
すぐにタバコやさんの軒先で
「特別鑑賞前売り券」販売中とのポスターを発見。。目

うーん、ラッキー。。むかっ(怒り)

当日券を覚悟していただけに
200円オフは、今まで、きちんと拝観料やお賽銭を
置いてきたおかげだわ。。よしよし。。わーい(嬉しい顔)

。。と、るんるん気分のワタクシ。
正門前の看板の写真撮影をしていると。。。




先ほど道を確認させて戴いたご婦人が後ろから。。
「60分待ち腕時計のようですよ」
えーっつ。。ふらふら


写真なんか、撮ってるカメラ暇ないっしょ。。
ってか、夕方の方が空いているという情報も
織り込んで計画をたててきたのに
寄り道作戦は間違ってたか??

時は16時、これから一時間っていうことは
入れるの17時だから1時間弱しか時間ないよー。。

ついこの間の東博40分で閉館時間の記憶が甦る。。
京都まで2時間半かけてきて、京都国立でも1時間とは。。。

いや、待てよ、
入ってしまえば30分くらいは延長していられるよね。。
だって、後から後から、行列のとぐろは短くなる気配ないし。。

押せ、押せのスケジュールが気になるものの。。
致し方なし。。


聞けば、昼は150分待ちだったそうで。。
そうだとすると。。。
2時半に直接来てても、入る時間にそれほどの差があるわけでも
ないわけで、やっぱ寄り道作戦は功を奏したってわけよね。。。
と、あくまでも前向きに、前向きに。。。

。。。てなワケで、並んでいる間に
待ち日記送信UP右斜め上したり。。(
これから拝見させていただく
「洛中洛外図屏風」(上杉家本)の細かい描写の予習本をしたり。。

少し風が冷たくなって夕暮れを感じてきた16:40・・・




予想に反して、40分で入館できました。。よかったー。。。



もちろん、内容は素晴らしく。。。
短い時間を縫ってやって来た甲斐がありました。

「洛中洛外図屏風」の金箔の煌きといったら。。
永徳23歳の時に描かれたというこの作品に先行する
昨年新発見され、今回初公開の「洛外名所遊楽図屏風」の金泥
が、可哀想なくらい地味に見えてしまう程。。
時の将軍が上杉謙信に贈る目的で描かれたのに、
完成までに将軍は横死、代わりに信長が越後に届けたという逸話も
煌きに華やかさを添えている。。

にわか予習のおかげで、その2枚の屏風絵の登場人物や建物が
同じような描写のところだとか、
気に入った描写のところを中心に見ることが
できました。
40分待ちと、藝術新潮サマサマです。。
災い転じて福となる。。感謝だね。。

他にも予習の効果で、大徳寺蔵の織田信長像は
お隣に掛けられた総見院蔵の正装した信長像にひき比べると
信長の癲癇気質がよく現れていて、面白い。
ゴヤみたいだな。。キホンの絵は一緒なのに、
ほんの少しの線を書きくわえたり、細面にしただけで
性格を巧みに描き出すことができるなんて。。

後期は段々巨大になってきて、鬼気迫るといえば
鬼気迫るけれど、注文をさばかなくてはならない
という荒さがある。それに引き換え、
若い時の「花鳥図押絵貼屏風」の鮮やかで正確な筆致や
墨絵での襖絵「花鳥図襖」の鶴の絵なんて、同じ巨大な絵でも
印象深かったなぁ。。
あと、「雲龍図屏風」の繊細な線と
大胆な筆遣いのミックスが素晴らしかった!
まだ州信の壺印を使っていた若かりし時代。。
才能がほとばしり出ているよ。。

しかし、入場制限してるといっても、
「洛中洛外図屏風」前は、
冬の山の手線でスシ詰めで詰め込まれるような
押し合いへしあい、
いや、レントゲン撮影の結果を見ていなかったら
もう、絶対、あんな近くに「寄れなかった」ってか、
あの中に入らなかったな。。。

屏風の前だけでも東博のダヴィンチ「受胎告知」のときみたいに、
高低差つけたスロープにしてくれたら、皆も立ち止まらないで
少しずつ進めたのに。。前の人は進まないし、後ろから押されるし。。
将棋倒しにならないか、ホント恐ろしかったです。。。
絶対、車椅子車椅子じゃ行けないよ。。
車椅子押しの名人Cさんでもムリ!


結局、祇園は諦めたけれど
楽しく充実した4時間でしたー。。
京都駅はもうクリスマスだったーー・・・

《完》