2007年4月30日月曜日

【過去日記 2007/4/30】 日本を祝う・・・・・サントリー美術館 開館記念展

本当はさ、 
ヒッキーしてお片づけの 
3連休だしさ、 
ぐるっとパスの対象だしさ、 
もっと空いた時期に 
行こうと思っていたんだけどさ、 
駐車2時間券貰っちゃったんでさ、 
無駄にしたくなくてさ、 
お荷物一旦クルマにおいてさ、 
いざ行かん、 
サントリー美術館。。 


ここのところ「和」の良さを感じさせられる 
展覧会ばかりなのであります。 
アヴァンギャルドな乾山の器がステキ!なのは 
言うに及ばず、 

仁清の色絵鶴香合の気品の高さ、 
仁阿弥道八作という色絵桜楓文透鉢、 


こっそり 
持って帰って、ナニ盛ろうかな。。 
透かしの穴が不規則なトコロに、 
なんだか、ココロ惹かれちゃう・・ 













そして、能装束に施された美しい和刺繍。。。 
ワタクシは紫陽花文様縫箔という 
装束がお気に入り。。 
これは生で観る価値がある。。 



今は会期の真ん中という事で 
前半しか展示していなかったモノを 
見過ごしてしまったようだけど、 
一作品でもお気に入りが見つかれば 
幸せになれるワタクシとしては 
大満足の小一時間でありました。。 

まっつ、家の片付けはまたまた、 
完了しなかったので、 
少々焦り気味ではありますが。。 

あー 
アシタも早いのだ。。お仕事。。 
カナスィー。。

2007年4月22日日曜日

【過去日記 2007/4/22】 うっとり~。  至福の時間。。

交通手段がないわけではないけれど、 
ちょっと不便で、クルマが必要。。 
だから。 
連れてけ、とせがまれていた 
岡本の静嘉堂文庫美術館へ。。 

<和>のうるし-蒔絵・螺鈿・漆絵・根来   

を開催中。。 

日曜の午後というのに、森に囲まれた小径の先の 
ココにはせいぜい10人程度の鑑賞客しかいなかった。。 

だから、もうじーっくり鑑賞。。 


重文は光琳の「住之江蒔絵硯箱」と


 
玄宗皇帝と楊貴妃が描きこまれた「和漢奏楽図屏風」 
のみですが、重文だとか、国宝だとか関係ない。。 
美しい工芸の数々。。。 

江戸時代のピクニックグッズ「山水菊蒔絵提重」 
(燻したような金銀の渋い色合いで素晴らしい!)だとか 
逆にキンピカの「吉野山蒔絵香道具」。 
往時の工芸技術の高さと美しさ、 
そしてデザインの斬新さが感じられる作品ばかり。。 

印籠のコレクションも 
いつ見ても可愛らしい「雪華蒔絵印籠」 

だけでなく、シックに黒で纏められたものだとか 
石灯籠の明かり部分を螺鈿で埋めたののだとか、、 

「このモンドコロが。。。」とか言ってる印籠を 
天下の副将軍が持つような 
印籠だと思っている人が可哀想。。 

その斬新で、やわらかい丸みを帯びた形に引かれ 
個人的には山本春正作「秋草蒔絵菓子器」が 
よござんした。。 

至福のひととき。。 



おまけ: 
この間トーハクの日本館で印籠を見た時に 
ふと気づいたんだけど、未だに日本人の 
中には脈々とこういう文化が継承されている 
んじゃない?って。。 

根付=携帯ストラップ。。だよね。 

おまけ2:
展示室手前にも乾山の美しい器が。。  

2007年4月14日土曜日

【過去日記 2007/4/14】 もぅー、、、、早く教えてよぅーーー『受胎告知』



ウフィッツィで見た時は、 
周りも同じ主題で囲まれてたし、 
なんかね、辛気臭いっていうのか、 
他に印象が強いものがあったりしたからね、、 
モナリザ以来と言われても。。。。。。 
そうかしらね。。 


第一、なんかバランスが好きになれなかったんだ。。 
マリアの右腕が異常に長いし、。。 

だけど、年末にお墓にも遭遇したし、 
券も戴いたし、折角だから行って見たい。。。 
(なーんて、ミーハーだな、ワタシも。。) 

。。。 

まっつ、そういうわけで、朝一で上野に。。 
でも、行く前にミクシィしちゃったので、 
9時10分に到着したときには。。 
予想通り既に500人はお並びになってましたかね。。 

でも、モナリザの時よりは(?!えっつ?) 
絵も大きいし、技術の進歩 
(透過性が高くて反射をしない 
ガラスの中に入ってましたねぇ)のおかげで、 
遠くからも、近くからも良く見えました。。 

ワタクシの印象としては 
列が一旦向って右に降りるスロープ 
からの角度が一番いいな、というか、 
ちょっと、今までと違った印象だなぁー 
などと思いつつ、正面でも 
しっかり絵の具の塗りの質感まで見て、 
第一会場(受胎告知のみ展示) 
を後にしたわけですよ。。 

第二会場では多才なダ・ヴィンチの生涯やら、 
興味の対象を多角的に見せる、 
タイトル通り「天才の実像」ですよ。。 

で、殆ど最後の場所にね、 
映像シアターなるものがあってね。 
疲れたから丁度よいとばかりに 
椅子に座って 
3本立ての映像を見たわけですよ。。 

浅学でして(。。というにもおこがましいが。。) 
知りませんでしたが 
ダ・ヴィンチはこの絵がどこに掛かるかを 
計算した上で、絵を描いていたんですって。。 
だから正面からみるこの絵のバランスが 
悪くって好きになれなかったんだー。。 
そして、直感として右側から見た時に 
「あっつ、いいな」って思ったんだー。。 

なーんだ、早く言ってよ、 
最初にこのフィルム見てたらなー。。。 

コレカラ行く方は、是非絵に向って 
右側からのバランスと正面からの 
バランスの違いを実感してきてくださいねー。。 

**** 
久しぶりの国立(こくりつ)だし、 
午後の西洋での集合時間まで時間が 
あったので、日本館の常設展に回ることができそう。。 
目的は国宝の鳥獣人物戯画、通称鳥獣戯画ね。。 
前に見た時は教科書の絵では無い部分だったので、 
ホンモノに会えるのは 
初めてのような気がしましてね、 
1周した後、もう一度会いに行きましたよ。。 

鳥獣戯画だけじゃなくって、 
宗達の西行物語絵巻(重文)も、 
黒田清輝の「湖畔」(重文)も。。。 
ソレダケジャナーイ。。コクリツ 
やっぱ、いいわ。。 
あっという間に時間がたって、 
全部見きれなかったよ。。 


2007年4月7日土曜日

【過去日記 2007/4/07】 ついつい。。。。ふらふらと。。。


昨日のぐるっとパス受渡オフで聞いたからさ、 
異邦人たちのパリはやめとこうと思ったのにさ、 
帰りの電車でさ、 
明日からっていう中吊り広告みちゃってさ、 
きっと混んでるよね、 
でも、新国立行きたかったしさ、、 

新国立が始まる30分前に通った時はね、 
門の前に数人しか並んでなかったし。。 
30分あそこでじっとしてるのもねー。 

じゃっ、先にお買い物してからにしよっ! 
ってなわけで、またもご利用ミッドタウン 
のスーパーマーケット。。 


日本人の大好きな印象派、モネ大回顧展 
と来れば、そんな甘い態度ではいけなかった 
という事を半ば忘れて5分前に到着したら。。 

ちょっと混んでましてね。。 
500人も並んでたんですねぇー。。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070407-00000502-yom-soci 

まっつ、そんな事はよいとして。。 

日本各地やオルセー、ボストンを始めとした 
アメリカの美術館等からそれなりの数を 
集めてきているので、「大」は大げさとしても 
回顧展としての体裁は整っているかな。。 

近代生活>> 
印象(光>諧調>色彩)>> 
構図(簡素>ジャポニズム>平面的構成>反射映像)>> 
連作(リズム>形態>変化>移ろい) 
というテーマ毎にモネの作品が並ぶだけではなくって 
http://monet2007.cocolog-nifty.com/blog/works.htm#top 

それらのテーマに関わるモネと同時代或いは 
モネ以降の作品を並べて、 
同様のテーマがどのように継承されているのかを 
考えさせようとのキュレーターの意欲が現れている 
という点が、大回顧展らしさ、ともいえるかな。。 

事前に勉強してこないと 
スーラとかドランとかポロック等なんかが一緒に 
見られるとは思わないもんね。。 

宣伝的には「積みわら」とか「睡蓮」とか 
「パラソルをさす女性」 
を目玉としているけど、ワタクシ的には 
① ヴァランジュヴィルの漁師小屋 
② マルタン岬から見たマントンの町 
の光の取り込み方→ 
後々の画家に影響を与えるような色の多彩さ。。 

これぞ、印象派の光っていう感じで、結構好きだなぁ。。 

それと、マンガチックな吹き出しセリフや 
POPな題材でおなじみのリキテンシュタインの 
ルーアン大聖堂V。。 



モネも色々な天候や時間帯によって変化するルーアンの 
ゴシック聖堂を数多く描いている。 

マネの草上の昼食のように、人が登場しないから 
他の作家がデフォルメの題材にしていると断定 
しにくいけれど、(でも、題材にとった作品も 
オルセーにありましたねぇ) 
リキテンシュタインお得意のドットを使って 
みせる色の変化は明らかにモネに対する 
究極のオマージュ。。 

立ち位置を変えながら移動すると真ん中だけが 
動く画像のように色彩と光が変化する。。 

この作品だけでも、意欲的な展示方法の価値があるな。 

全97点という事で、小一時間で出てきたら 
あらら、列は雲散霧消・・・ 
10時半頃のほうが入りやすいのかもしれませんよー。。 
またまた、ミニ情報でした。。 

2007年3月26日月曜日

【過去日記 2007/3/26】 初めてのサクラは。。。素晴らしい。。(一日遅れの日記です)



当初の予定20人くらい(!)というのに、 
10人くらいしかレスなさそうだし、 
そのうちひとり減り、3人減りー、という事態に、 
あららホントに決行?とヤキモキしてたんですよねー。。 
しかーも、あいにくの雨模様。。 
おまけに、既に雨振りなのに、朝から頭痛がひどく。。。 
(あれは地震のせいだったのか?) 
気分は極めて低調。。。 

だ、け、ど。。。 
入り口を入って正面にあるピカソの「Sylvette」 
を見た瞬間、気持ちがポーンと上向いた。。 





ココは「日本で見られる世界の名画ベスト100」 
(by 日経おとなのOFF 2006/11月号)のうち4枚 
(レンブラント シャガール2枚、ポロック)も 
収蔵しているというのに、その4枚には入って 
いないし、あまたあるピカソの作品の中で特に 
出色といわれている訳でもないのに、惹き付けら 
れちゃった。40枚くらいあるSylvetteを題材とした 
作品の中では尤も写実性が高いけど、その頭と胴体 
部分のアンバランスさが、丁度お隣に飾ってあった 
フジタを想起させて、いとおかし。。 
だから、絵画鑑賞はやめられない。 

そして、マーク・ロスコのミューラルの連作が 
掲げてある展示室。レストラン用だったと聞けば 
その空間の中にディナーテーブルを想像し、案内 
されたテーブルからどんな風に見えるかなー、 
なーんて遊んじゃったりして。。。 
http://www.dic.co.jp/museum/collection/main.html 
(20世紀アメリカの写真のお部屋です) 
この色の雰囲気はUnion Square Cafeかな、 
それともTribecca Grill? なーんてね。。(*) 

初めて訪れたこの川村記念美術館は、なかなかの佳作 
を収蔵しているし、見せ方も「タイトルで見る」のでは 
なくて「心に響く」ものを見なさい、という企画(Mite! 
見て!という企画のテーマはそういう事だというワタクシ 
の解釈ですが。。。)をやっていて、意欲と良心を 
感じさせられる美術館だな。。 

ご自慢の自然散策路の桜はまだまだつぼみだったけど 
図録にも載っていなかった松園の「桜可里図」の着物の 
素晴らしい柄で、しっかりと桜鑑賞もできちゃったしね。。 

サクラの代わりには、運動場を囲む一面の菜の花やこぶし、 
木蓮の花並木を 
堪能させていただきましたし。。 

(*)Wikipediaで調べてみたら、Seagram Buildingの社員食堂 
用だったんですねー。。その予定地だったところは、かの 
Four Seasons!なーるほど。。(ってスミマセン、一人 
興奮してますがManhattanのRestaurantに詳しくない 
と意味ない感想ですが。。) 

さてさて、午後からは、本来のプチオフ会の趣旨でもあった 
「国立歴史民俗博物館」(通称歴博)へ。 

まー、それはそれは巨大。。 

こういう場所って、ヒトリで回るとあんまり面白くない 
と思ってたし、佐倉あたりまで出張ってくる、という事 
自体大変だし。。。 

この思い込みがあっただけに、 
こんなに面白い場所だったのか、と 
再認識するには充分でした。。 

と、いうか、こうやって何人かで来ると 
色んな情景模型(ジオラマ)の写真撮り大会に 
なっちゃたりして、楽しさが倍増するのかも。。 

個人的には、コレ



どうしても 
沢○靖子のあの懐かしの広告を思い出して 
ウケまくりだったんですけどねー。。 

朝と違って帰りは気持ちも上向き! 
道もスイスイ、楽しい 
佐倉小旅行オフとなりました。。。 

2006年11月15日水曜日

【過去日記 2006/11/15】 49施設中24施設 28回訪問うち26枚利用-総括 ぐるっとパスの2ヶ月間

有効期間2ヶ月の最終日を飾ったのは。。。。 
(ドラムロール♪)タターン! 

森アーツミュージーアムin Roppongi Hills クリーブランド美術館―女性美の肖像の筈でしたー。。 

が。。。 

実はぐるっとパスの対象は森美術館と展望フロアだけでしたー。(がくっー。。) 

でも、ぐるっとパスとセットで正規料金2800円が1700円になりましたー。。 
結果オーライ!! 

(^-^)//""パチパチ 

って、単に今日、金曜でもない夜に(←ココ大事デスネ)、空いている施設という観点だけで選ばれたのですが。。。 

継子扱いのクリーブランド美術館展だけど、 
宣伝に使われているルノアールの少女の絵「ロメーヌ・ラコー」を始め、


殆どがガラスを入れていないのでその油絵の筆使いの質感を味わえる上、マネ・モネ、ゴーギャン、ゴッホ、モディリアーニ、ピカソ、ロダン、マティス。。。 
と日本人好み♪の佳作が間近で楽しめる。(ついでに一枚だけ展示されていた私の大大だーい好きなマティスのニース時代の絵もアーップ!) 


ピカソがパリに初めて出てきた19歳頃の作品は彼「らしからぬ」作品で、食いつなぐ為の「売り絵」だったのかなー、等と思いを廻らしたり、セザンヌ・ピカソを始め多くの画家がマネの作品のオマージュとして描いている「草上の昼食」のエルンスト版にお初にお目にかかることができたり、と個人的には満足感の高い内容。普通外国の「どこそか美術館展」といっても、持ってくるだけで金がかかるので宣伝費にお金をかけてる割に内容が貧弱というものが多い。 
その中ではこじんまりだけど良い展覧会。 

。。で、本題の総括!!ぐるっとパス 
出張その他で中抜きの1ヶ月間を考えると正味一ヶ月、ぐるっとパスのおかげで、歩いた、歩いた。 
万歩計をつけていたなら、どれだけの歩数を刻んだかと思われる程の見事な歩きっぷり!しかも脂肪燃焼には全く貢献しないムダ~な歩き!を重ねた事をまずは、讃えましょうかね、偏平足なので、「歩くの大嫌い!」なワタクシ的には。。 

勤め人が利用できるのは週末と国民の休日!のみ、という中、上野・皇居周辺・家の周囲に固まっていたのが幸いしてかなり健闘したけど、西東京方面は全滅だったなー。残念・・・近くても東京都写真美術館は今回ミスしちゃった。。残念。。 

★入場料の収支は。。。。 
26館合計で丁度26千円程度かかるべきところ、ぐるっとパス2千円を含め11千円、即ち9千円分の割引があったことになる。お得には違いない。。 
でも、交通費も含めたら、意外(!)にお金使ってたんだな。。それに図録とかも買ってるしね。芸術の秋はお金もかかる。。 

★では内容の収支は。。。 
①ぐるっとパスだけで、追加料金を一切払わずに楽しむことが できる施設:12箇所訪問 
 ○このカテゴリー中、最も楽しめたのは上野動物園。 
  動物と子供には勝てないよ。。 
 ○このカテゴリーでありながら企画展を楽しむことができたのは、今年ぐるっとパス初参加の山種美術館の「竹内栖鳳とその弟子たち」とブリジストン美術館の「なつの常設展」。前者は画廊程度の狭い会場だけど、良品がぎっしり、後者も20世紀洋画が好きなら、良品に出会える。。 
   それに、じっくり絵を眺めることのできるほどの程よい混み具合だし。。 
 ○期待していなかったけど楽しめたのは奏楽堂での日曜コン  サート。 
 ○庭園美術館は、企画の良し悪しを問わず、大きさこそ慎ま しやかな部類でありながら、ご滞在時の最先端であるアー ルデコ様式をふんだんに取り入れられた朝香宮夫妻の進取の御気性と美しい庭をいつでも感じられるから日曜の午後から夕方に行くには素晴らしいところ。それが、ぐるっとパスで入れてしまう「お得感」がたまらない。。(だって入館料2人分でパス一人分が買えちゃうんだもん。。) 

②ぐるっとパス提示で割引がされる特別企画展を有していた施設:14箇所(15回)訪問(除く森アーツセンター) 
 ○このカテゴリーの場合、割引の度合いが若干違うだけで、後は自分の趣味にどれだけマッチしたか、だけが勝負の分かれ目。。。。なので、行きたきゃ前売り券でも、当日券でも好きに買って行きなさいって事かな。。ぐるっとパスがあると思うから、それほど。。。と思っていない企画展にでも足を運んでしまうことになるから、、 
 ○個人的な好みでBest 5を挙げるとすれば 
  1.仏像 2 風神・雷神 3.ボストン 肉筆浮世絵 
  4.(同点)モダンパラダイス 
  4. (同点)大エルミタージュ
  次点 ベルギー王立 
  といったところか。。。 
 ○江戸東京博物館で開催されていたボストン美術館のピーゲローコレクション、肉筆浮世絵には
   新たに発見された北斎の朱鐘馗を描いた端午の節句用ののぼり旗を始め、普段ボストンでも   なかなかお目にかかれない名品が数多く里帰りしているので見ごたえがある。 


。。。って書いていて気付いた。。フェルメール以外では20世紀の西洋モダン絵画が好きだと自認している筈の私が選んだ上位が全て日本の古いものだったとは。。あれれ。。。。 
     
ナガークなっちゃったから、その理由は、まったねー ^^/ 

行った施設(★はぐるっとパス不使用)と企画 
国立科学博物館付属自然教育園
出光美術館 企画 風神・雷神 
ブリジストン美術館 企画 なつの常設展 
泉屋博古館分館 企画 近代洋画の巨匠たち 浅井忠               岸田劉生 そしてモネ 
大倉集古館 企画 Gold-金色が織り成す異空間 
松岡美術館 企画 花鳥画への誘い 
損保ジャパン東郷青児美術館 ウィーン美術アカデミー名品展 
国立近代美術館 企画 モダンパラダイス展 
東京芸術大学美術館 企画 NHK日曜美術館30年展 
国立西洋美術館 常設 フランクブランディン版画展 
国立西洋美術館 企画 ベルギー王立美術館展 
東京都美術館 企画 大エルミタージュ展 
恩賜上野動物公園 入園
上野の森美術館 企画 生誕100年 ダリ回顧展 
国立科学博物館 企画 ミイラと古代エジプト展 
旧東京音楽学校奏楽堂 日曜コンサート 
東京国立博物館 企画★ 「仏像」一木にこめられた祈り 
山種美術館 企画 竹内栖鳳と弟子たち 
国立近代美術館 常設★ ガイドツアー 
東京都現代美術館 常設 ガイドツアー 
江東区深川江戸資料館
東京国立博物館 企画 「仏像」一木にこめられた祈り 
江戸東京博物館 企画 ボストン美術館展 
江戸東京博物館 常設
世田谷美術館 企画 ルソーの見た夢ルソーに見る夢 
東京都庭園美術館 企画 アールデコジュエリー 
森アーツミュージーアム★ クリーブランド美術館展 
森美術館      企画 ビル・ヴィオラ はつゆめ 

2006年11月10日金曜日

【過去日記 2006/11/10】 再び 「仏像 一木にこめられた祈り」 


再び、東京国立(こくりつ)博物館で開催中の仏像~一木にこめられた祈り展に出かけました。 
今週から後期に入っていて、寺を離れた場所で公開されるのは初めて!という滋賀・向源寺(こうげんじ)の「国宝十一面観音菩薩立像(渡岸寺(どうがんじ)観音堂所在)」が拝めるからなのですぅ。 
その姿の美しさから白洲正子、井上靖、土門拳、水上勉といった昭和を代表する(!?)文化人達の心を奪って止まない、というのですから、見なきゃ損、損?! 

絵画も同じだけど、仏像、彫像全て実物は、写真では及ばない迫力や美しさというものに触れることができるなぁ、というのが、実感。http://event.yomiuri.co.jp/2006/butsuzo/ 
http://event.yomiuri.co.jp/2006/butsuzo/kannon.htm 
この国宝十一面観音菩薩立像が普通の十一面観音像と大きく違う特徴、暴悪大笑相を除いた変化面全てが正面に位置し、慈愛に溢れた菩薩の顔を取り巻く妙、そして裏側の暴悪大笑相だけが菩薩の後頭部に突き刺さるように配置されている異形は見る者に強い印象を与えます。
 

もちろん前期だけにしか公開されなかった「国宝 菩薩半跏像(伝如意輪観音・京都・宝菩提院願徳寺蔵)」も、切れ長できりりとした目や流れるような天衣の襞が実に典雅な美しさを湛えていて、また襞の隙間から台座蓮弁が透けて見えるような工夫がある為360度いずれの角度からも、違った美しさを堪能できました。 

人によっては、寺で置かれているようにほの暗い庫裏と同じ環境で見るべきという意見もあるかもしれないけれど、こうやって、仏像の裏面に廻ってみれば、細心の心配りや、仏師の企図した心の理解の助けとできるのも、こういった企画ならではの至福です。 

偶然出会った知人は向源寺で十一面観音像を拝観したものの、白洲正子が訪ねていた時代とは違い裏面が見えなかったので、今日初めて全方位から拝むことができた、と言っていました。 

サブタイトルとなっていた、「一木にこめられた祈り」が円空・木喰作品に至る全作品からしみじみと伝わる本当に良い展覧会でした。 

。。。と言葉遣いまで丁寧になってしまった。。 

おまけ 
いつか、後で書くよん、と言っていたその他の上野周辺の企画展の感想を手短に。。(と言う割に長かったな。。) 
① ベルギー王立美術館展   
国立西洋美術館の入り口にこの展覧会の3枚の目玉作品の大看板が掲げてあります。。 
時間のない人は通りがかったときに眺めていってください。。って感じかなー。それぞれは素晴らしいですよ、勿論。その他はオヴィディウスの転身物語を熟読してから行かないと楽しめないのかも。。個人的にはルーベンスの「聖ベネディクトゥスの奇跡」がなかなかよかったけれど。。横にこれを模したドラクロアの同じサイズの作品がありますが、断然ルーベンスです。。 


② 大エルミタージュ美術館展 
  300万点の所蔵品のうち絵画だけでも17千点もコレクションしているエルミタージュの油彩画の中から「都市と自然と人びと」をテーマにした80点。ベルギー王立美術館展と違って目玉作品はないものの、実力派ぞろいと言ったところか、地味ながら見ごたえがあった。惜しむらくはエカテリーナの秘めた恋などに焦点を当て「イタイ」と評された山口智子の事前宣伝番組が展覧会のテーマを散漫にしたことかもね。でも、行けば良品に出会えます。。  

③ ダリ回顧展 
 逆にメディア戦略として商業的成功を収めたのが、こちら。。シュールレアリズムもダリにも縁遠かったかもしれない人も集めて大盛況。。でも「十重二重(とえふたえ)」とはこのことか、という環境に置かれると、「見た気」もしないし、2度と展覧会なんて来たくなくなるのではないかなー、という逆効果ばかりが心配になってしまいましたよ。。ま、こちらも、行ったのが日曜朝一番という最悪の時間帯を選んだせいでもあるんだけど。。 

展示作品はフロリダとフィゲラスの両ダリ美術館からの逸品を集めているので、好きなら垂涎モノかもしれないけれど、シュールな絵はわからん、という人には???でしょうかね。。個人的には少年時代に描いたという「魔女のサルダーナ」、見た瞬間に「えーっつ」って思っちゃった。マティスの「ダンス」の構図そっくり。。音声ガイドでもダリはマティスのダンスの絵を見たことがあるのではないか、と解説していましたが。。 


以下追加 as of 2013/2/10
ちなみに、ダンスのエルミタージュ版は↓(photo by Rose Wine all rights reserved)